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慶應ニューヨーク学院 卒業生のブログ

慶應ニューヨーク学院についての情報がネット上で少ないと感じ、本ブログを立ち上げました。間違った情報を是正し、美辞麗句なしの内容を心掛けています。

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慶應ニューヨーク学院 卒業生の就職活動について

将来何になりたいのか?

こんな話題やテーマが学校で扱われることは多いです。

小学生の頃は夢物語のような将来設計が、高校生にもなれば具体的にどうやって夢を実現させるかを考える段階になります。

しかし実際の高校生に「将来何になりたいか?」という質問に対して、

「分からない」
「考えていない」
「大学行ってから考える」

という答えが多いのが現実となります。

恐らく、本当はやりたいことがあるけど、宣言してバカにされたりするのが怖かったりするんだと思います。そして、本当に何も考えていない方も多いのでしょう。

これは、日本全国の高校生に見られる傾向ではありますが、慶應ニューヨーク学院の生徒にも同じく当てはまります。例外があるとすれば、すでに親の事業を継承することが決まっているような立場であったりする場合ですが、これはレアケースになります。

しかし、そんな学生達も大学2,3年生頃になると、具体的に何を目指すのかが固まってきます。一般的に日本の大学生は3年生の時点には就職活動を始めているため、目指す業界について調べたり、その業界に進んだ卒業生に直接お話しを伺いに行ったりします。OB訪問というやつです。

効率の良い就職活動とは、何をすることだと思いますか?

この疑問を投げかけられた学生の多くが、就職サイトに登録することと答える傾向があります。しかし、実際に手段別に内定率を算出した場合、就職サイト経由での応募の内定率は決して高いとは言えません。

ずば抜けて、高い内定率をほこる手段は、「紹介をもらう」という方法になります。

例えば、ゼミの教授や体育會のOBからの紹介や推薦で、内定をもらえることは多く、就職のために有名な教授のゼミにに入る学生や、体育會に入部する生徒も多くいます。他にも親族からの紹介という方法もありますし、そういった知り合いがいない場合は、就職課や所属するサークル経由でOBを探すという手段がよく使われます。

なぜこの方法を使うのか?
それは、前述したように圧倒的に内定率が高まるためです。

結局企業の多くは、
1.最低限以上の能力を持っていて
2.すぐに辞めない
3.信用できる

そんな学生を求めている場合が多いです(専門職は例外)。
正直、上記の1番以外は面接や経歴証明書からでは分からないことの方が多いです。そのため信用できる人物からの紹介であれば、「紹介された立場である以上、簡単には辞めない(であろう)人材」だと分かるし、信用できる人からの紹介だから、変な人間ではないであろうことが分かるのです。

「塾高生は要領で生きている」そんなフレーズが存在する程、塾高に限らず、慶應出身者はOBの使い方が上手い人が多いです。慶應義塾自体が卒業生同士の繋がりが非常に強いので、これを使わない手はありません。このテクニックは社会人になってからも重要になります。

どんな企業が人気があるのか?

慶應ニューヨーク学院の卒業生の多くが、外資系企業の就職選考を受けています。やはり英語力が同年代よりもずば抜けて出来ることを活かそうと考えるのは自然なことなのかもしれません。とくに英語の方が堪能な生徒は、外資系しか応募しないという生徒も存在します。逆に日本語の方が得意な生徒に関しては、外資系に特にこだわりがないようです。

人気の業界として外資系金融、商社、各種メーカーが多い印象を持ちます。逆に公務員、不動産業界、サービス業にを選択する生徒は少ない傾向を感じます。あとSFCの卒業生に関しては、独立を目指す生徒が多い傾向があるのは、その校風のためかもしれません。

あとは、外資系ならどこでもな方や、有名企業(ブランドが高そうな企業)ならどこでもといった卒業生は結構いたりします。

日本の企業風土になじめず、すぐに辞めてしまう、NY校の卒業生は多いのか?

NY校以外の出身者とあまり変わらない離職率だと私は感じます。離職理由としては、起業のためや、同業他社により高く自分を売り込めた人もいますし、別の業界でキャリアをリセットする人、専業主婦になる人、国外の企業に就職する人、大学に通いなおす人、作家やアーティストといった仕事に就く人などもいます。大きな傾向としては、前向きな離職が多いという印象を私は持っています。

就職活動前に準備できることは?

何を目指すかにもよりますが共通して言えることは、就職活動に専念できるように、必要な単位は早めにとっておきましょう。とくに9月入学生は、3年生の終わりまでに出来る限り単位を取得しておくことです。1年生の途中から入学しているので、3年生の終わりまで、2年半しかありません。これができないと4年生時に多くの授業を履修しながら就職活動をすることになり、企業の説明会や面接のスケジュールが組みにくくなります。同級生と比べて時間的に不利になるのは避けたいところです。まだまだ9月入社制度を整備している会社は少ないですので、早めの対策をお勧めいたします。



まだまだ語り尽くせないことがありますが、今回は以上となります。
何かの参考になれば幸いです。

ではでは
マタネッ(^ー^)ノ~~Bye-Bye!









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9月入学生の苦労について




4月を迎えて、日本は新入生や新社会人が町中に溢れる季節になりました。アメリカは6月卒業の9月入学が一般的ですので、今は年度末に向けた準備期間にあたるのでしょうか?

NY学院では、残り2ヶ月の期間を期末試験に向けて頑張っている方や、思い出作りに励んでいる方など、様々いらっしゃるかと思いますが、悔いのないようにNY学院を楽しみ尽くしてください (o^∇^o)ノ


さて、卒業シーズンが近づいて来たことに合わせて、本日は慶應ニューヨーク学院卒業後の進路についての記事となります。その中でも、9月入学制度についてフォーカスしたいと思います。

皆様は、9月入学(秋季入学)制度をご存知でしょうか?

大学に9月から入学する制度ですが、主に日本への留学者が対象となります。まだまだ、知名度は低いですが、私が現役生の時と比べると、認知は高まっているようには感じられます。

慶應ニューヨーク学院から、慶應義塾大学へ進学する場合、学部によって大学入学シーズンが変わります。具体的には、「6月卒業→9月から大学生」と「6月卒業→翌年の4月から大学生」という2通りになります。

9月入学の学部は、
法学部(法律学科、政治学科)、総合政策学部、環境情報学部になりますので、NY学院の卒業生の3割程が9月入学になります(志望学部の偏りによって変動します)。


9月に大学入学することのメリットは何か、デメリットは何かについては、個々によって様々かとは思いますが、私自身が9月入学生でしたので、当時感じたメリット・デメリットを本日はご紹介させていただきます。(学部や年度によって規則・規定が違う場合がありますのでご了承ください)

9月入学のメリット

最大のメリットは、早く大学生になれること。

4月入学の方が入学する頃には、2年生になっていますので、勉強の進みも早いです。9月入学者は卒業式も9月に行われるのですが、翌年の4月まで待たずに就職する方も珍しくありません(9月入社するという選択)。中には、3年生の内に卒業単位を全て修めて、大学4年生の内に就職し、9月に会社を休んで卒業式に参加する人もいます。

早い段階で社会人になることで、親の生活費負担を減らすことが出来たりもします(早く自立できる)。これは親にとっては嬉しいことですし、子どもにとっても良いことだと思います。

9月生同士の絆のようなものが生まれる

9月入学の生徒数は非常に少ないので、ほとんどの授業が同じメンバーです。そのためノートの貸し借りなどに便利な上に、なにかと交流が増えて、NY学院時代はほとんど話すことのなかった同級生とも仲良くなれたりします。

特別なカリュキュラムで質の高い授業を受けられる

半年で進級単位を満たす必要があるため、授業はハイスピードで行われます。ほとんどの生徒が外国語圏で育っているので、教授もそこに配慮して言葉を選んで授業を進めてくれたりします。本来ならば300人以上が大教室で受けるような授業を20人程で受けられるのは、勉強意欲の高い生徒にとっては非常に恵まれた環境だと言えます。

9月入学のデメリット

なんといっても、友達が作りにくい!

4月から入学している同級生と仲良くなるキッカケが少ないです。高校時代の同級生とばかり過ごすのは得策だとは思えませんが、8割程の授業が同じなので、自然とそうなってしまう傾向になることは理解できます。しかし、ほとんどの授業で一緒なんだから、放課後や週末はサークル活動やアルバイトなどで、違った人間関係を育むことはできるはずです。(でないと大学生活中の見聞が狭まります)


私は9月からでしたが、某サークルに入部したので、そこで色々な学部の友人ができました。何か興味のある分野のサークルの門を叩いてみることは必ずプラスになります。途中から合流するのに抵抗を感じるかとは思いますが、9月は夏休みが終わった直後で多くのサークルで部員の出入りがあったりして、意外とすんなり受け入れてもらえますよ。

スケジュールは授業でビッシリ!

ほぼ自由時間がない位、授業漬けになります。半年で1年分の単位を履修する必要がありますので、ほぼ毎日1限~6限まで授業で埋まります。サークルの先輩にスケジュール表を見せたら、「こんなの見たことない、うわぁ土曜日まで授業漬けじゃん!!」と驚かれました。

履修した授業の単位が全部とれて、やっとギリギリ進級できるような状態なので、授業を休む訳にもいかず、自由な時間も限られてしまうのは辛いです。「私が思い描いたキャンパスライフはいずこ、、、、」と嘆く9月生も珍しくありません。

実際私は、夏休み中に始めたアルバイトを授業との両立が無理だと辞めましたし、サークルで11月の三田祭(大学の学園祭)に向けて準備する中、私はあまり協力ができなかったのが、申し訳なく感じていました。それほど時間的な猶予がなかったです。

第二外国語のクラスに9月から入学させられる。

ニューヨーク校に在学中に第二外国語を履修しているので、大丈夫だと思われるかもしれませんが、私は12年生の時に(嫌々で)1年しか習っていなかったので、あまり身に付きませんでした。そんな状態で、半年進んだクラスに入れられ、授業にはついていけませんでした。しかも日本語で外国語を習うのも初めてなので、余計に難しく感じます。

語学以外の勉強も多いので、不得手な授業の対策するための時間も満足に取れず、その語学の授業は落として、翌年4月から学びなおすことにしました。同じような判断をしたニューヨーク校の同級生も何人かいたようです。

この「途中から語学のクラスに入れられる制度」だと、大学から別の新しい外国語を習うという選択肢がほぼできなくなります。仮に、ニューヨーク校では履修出来ない、例えばロシア語を勉強したくても、翌年2年生になってから履修せざる得ないのが現実です。ちょっと配慮に欠ける制度に感じます。

4月生が羨ましく感じることもありました

4月入学の同級生にも悩みや苦労があるのは承知していますが、4月入学生は、入学前に大学の単位取得が出来たりと、制度面で羨ましく感じることも多かったです。


今後9月入学というものが、留学生以外にも拡大される可能性もありますので、それに合わせて制度も変わっていくかとは思いますが、この10年あまり変化は感じられません。9月入学(秋季入学)については、以下の記事が参考になるかと思いますので、よろしければ参照ください。生徒視点、保護者視点から様々な意見がまとめられています。

http://benesse.jp/kyouiku/201209/20120927-3.html

現役の慶應ニューヨーク学院の皆様へ

絶対に「学びたい分野」の学部を選んでください。そうしないと、まったく授業内容が頭に入りません。というか、授業に出席する気持ちを保つことも困難になります。自分が最もやる気になれる学部への推薦が得られることを日本からお祈りしています。


備考
慶應義塾大学のオフィシャルサイトに秋季入学に関する説明ページがありましたので、リンクを貼っておきます。現在の制度を確認するのにお役立てください。

法学部
http://www.admissions.keio.ac.jp/exam/IB_hou_september.pdf

総合政策学部・環境情報学部
http://www.admissions.keio.ac.jp/exam/ao_sfc.html



ではでは 
-~)ノ~~ ジャネ






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今日は医学部について、語ります




慶應ニューヨーク学院の卒業資格を満たせば、慶應義塾大学への推薦を得ることができます。しかし、希望の学部に進学できるかは、その生徒の成績と内申点しだいであるため、必ずしも希望通りの進路になるとは限りません。


例として、文学部が比較的内部生からの進学希望者が少ない傾向があるため、推薦が得られやすいですが、その反対にハードルが高くなる学部も存在します。その最たる例が、医学部です。


慶應ニューヨーク学院の、医学部への推薦枠は1名、又は2名となっています。年度によって違いがあるようですが、概ね2名が推薦を得ているように感じます。


慶應ニューヨーク学院から医学部に進学する人数が少ないため、何かと医学部に関する情報が少ないと感じましたので、私が知る限りの情報をご紹介いたします。

慶應義塾大学の学部別の学費について

医学部は学費が高額のイメージがありますが、実際に他の学部と比べるとどうなのでしょうか?

文学部  1,103,250円
経済学部 1.108.250円
法学部  1.113.250円
商学部  1,109750円
理工学部 1,813,350円
総合政策 1,341,350円
環境情報 1,341,250円
看護医療 1,605,750円
薬学部薬学科 2,183,250円
薬学部薬化科 1,923,250円
医学部  3,633,250円

※初年度は、上記にプラス20万円程が必要となります。
参考サイトはこちら


やはり、医学部が突出して高額なのが分かりますね。さらに医学部は4年制ではなく6年制であるため、卒業までの総額はさらに高くなります。

単純計算で、363万円×6年間=2178万円 w(゚o゚)w オオー!


金額で驚く方も多いかもしれませんが、これは全国の医学部の中では決して高くない金額となります。慶應義塾大学の学費は高額なイメージがありますが、一説では医学部の学費を抑えるために、他の学部が学費を高くしているとも言わています。

尚、こちらのサイトでは、医学部の学費の安さランキングで慶應義塾は3位にランクインしています。他の大学をみると、6年間で3000万円を超えることも珍しくないことが分かりますね。


ちなみに医学部の友人に、医学部の学費が高い理由を尋ねたところ、

実習に使う薬品類、消耗品全般の値段が原因」との回答をいただきました。たしかに、看護医療学部、薬学部や理工学部の学費も文系学部と比較すると高額なので、消耗品を使う学部は学費が高くなるというのは事実のようです。

医学部生徒の日常

基本的に勉強漬けで、試験前は学年全体がピリピリムードになりますが、平時はサークル活動をされる生徒も多いです。

主に医学部内のサークルに所属する生徒が多いのが特徴で、医学部生同士の繋がりを育むのに役立っています。この繋がりは、試験情報や過去問の入手に役立つだけでなく、将来の就職先での人脈作りにも役立っています。OBはほぼ全員が医者なので、就職先を面倒みてもらうことも可能です。

尚、変な体育会的なノリが今でも存在するサークルも存在するので、そういったものに免疫が薄い慶應ニューヨーク生は苦労するかもしれません。

医学部のキャンパスが信濃町のためか、サークル活動が活発な日吉キャンパスまで足を運びにくいのも、医学部サークルが誕生するキッカケに関係していると思います。もちろん、日吉キャンパスまで足を運んで、好きなサークルに入部している方も多いので、個々人に選択の自由があります。

アルバイトをされる生徒もいますが、時間的に、そして体力的にキツイようです。割のいい家庭教師のバイトを、医学部サークルの先輩に紹介してもらうことも多いです。慶應の医学部という看板があると、家庭教師の時給が跳ね上がります。今は幾らくらいが相場かは分かりませんが、コンビニバイトの4、5倍はいきます。

医学部の授業と試験

生徒にとっての目標は、卒業資格を満たして、国家試験に合格することになるのですが、意外と授業は楽しいようです。元々、医学部に入る生徒達は医者を目指す生徒達の集まりなので、授業内容は興味のある分野のためです。初年度は体育が必修科目にあるので、体を動かすのが好きな生徒にとっても楽しそうですね。

試験は、論述問題が多いため、英語派のニューヨーク校生は苦労する可能性があります。尚、教授は容赦なく生徒を落としますので、温情で単位をもらうということには期待しない方がいいでしょう。結局、単位を取得できても国家試験に合格できないと意味がないので、大学としては「慶應医学部からの合格率を上げるために、合格の見込みのない生徒にはそもそも受験する前に落とす」という方針が取られます。これは、慶應に限ったことではなく全国の医学部でも同じ方針です。



AERA Premium 医者・医学部がわかる 2018 (AERAムック)

まとめ

医学部には、高校での成績が優秀だった生徒が集まっていますので、授業内容もレベルが高く、生徒にとってはチャレンジングな内容になります。

卒業して、国家試験に合格したとしても、志望の病院に勤められるかも分かりません。何かしらのトラブルも6年間もいれば存在するでしょうので、辛く感じる時期も当然あります。そして家族からのプレッシャーも大きいでしょう。

私からのアドバイスは、せめて親からのプレッシャーだけは柔らかくしてあげてほしいということです。親からの期待を背負っていることなど、子どもは百も承知ですので、精神的に辛いときに追い打ちされると、相当辛いことになります。

私が知る限り、卒業後の医学部生は親に感謝の気持ちを、何かしらの形にして返しています。高額の学費を負担している親の立場からすると、色々言いたいことはあるでしょうが、言うよりも聞くことに重点を置いてみるのはいかがでしょうか?

ご検討をお願いいたします。


ではでは
ヾ(*'-'*)マタネー♪





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慶應義塾大学の学部ごとに、授業で英語が使われる割合をまとめてみた



慶應ニューヨーク学院の授業の7割程が英語で行われています。


そのため、英語が堪能な生徒の方が、より多くの授業内容をすんなりと理解できる傾向があると言えます。しかし、そんな英語派の生徒達が直面するのが「大学入学後に授業内容が理解できない」という問題になります。

英語派の皆様、大学での苦労を覚悟しておいてください。私は何人ものニューヨーク校卒業生達が授業に付いて行けずに単位を落としている様子を目の当たりにしています。

本日の記事では、大まかではありますが大学学部ごとに英語がどれだけ使われるのかをご紹介いたします。(語学の授業は除いて書いています)


法学部:
英語はほとんど使いません。日本の法律用語を覚え、その解釈を理解し説明できるだけの日本語能力が必要となります。試験は論述問題が多いのも特長になります。この傾向は法律学科、政治学科どちらにも言えることとなります。


経済学部、商学部:
法学部よりは英語を使います。経済用語が英語圏からのものが多いためですが、やはり大部分は日本語です。試験は論述問題が多いです。


文学部:
もっとも多言語を扱う学部でもありますが、もっとも日本語を使う学部でもあります。基本的に文学に興味の高い生徒が多いので、日本語力を比較されると不利になります。英語能力で一点突破という方法もなくはないですが、日本語中心で行われる授業も多いです。


医学部、看護医療学部、薬学部:
聞いたことが無いような日本語と英語の専門用語が頻繁に使われる学部です。卒業後の進路が、医療関係の何かしらの専門職になるのが前提なので、国家試験対策の勉強も求められます。大学卒業後の進路をある程度決めている生徒が多いので、中途半端な気持ちで進学すると、温度差を感じるかもしれません。


理工学部:
英語を使う割合が多いです。ただし学科によって、利用頻度の差は大きいのでご注意ください。配布される資料や、プレゼンが英語で行われる場合もあるので、英語派はそういった面では有利かもしれません。ただし、プレゼンに求められているものは、話し方でも語学力でもなく、その内容となりますので、伝えたいことさえ伝えられれば語学力はあまり必要ないとも言えます。


総合政策学部、環境情報学部:
慶應ニューヨーク学院の英語派の生徒に人気の学部です。キャンパスが郊外にあり、帰国子女の生徒が比較的多いためか、独自のコミュニティが形成されており、日本人同士で英語でコミュニケーションをとる場面も珍しくないという特徴があります。

履修できる授業の選択肢が広いため、自分の得意な言語で行われる授業を選択していれば、効率良く勉強することが可能なのも、英語派にとっては嬉しい点となります。


※上記はあくまで学部という大項目で分けた比較となります。実際は履修する授業事にその性質は大きく変わるので、参考程度にご覧ください。



英語・日本語を使う割合いで、学部比較をしましたが、本来学部の選択というものは「自分が将来活躍したい分野、学びたい分野で学部を選択するべきもの」です。本当は法律の勉強がしたいのに、日本語中心の授業が嫌なので、違う学部を選択するという考えは、何か違うように感じませんか?

私は、英語派の法学部の生徒が単位を落としながらでも、必死に勉強した生徒を知っていますし、逆に何の志もなく逃げるように総合政策学部に転部した生徒も知っています。

何が正しいかを個々人に言える立場ではありませんが、「困難であることを分かっていても、目標に向かい努力する姿はカッコいい」という価値観は全ての世代が共感できると私は考えています。

楽な学部ではなく、学びたいことが学べる学部を選択してほしいというのが、私からのお願いになります。ご参考にお願いいたします。


ではでは
ばいばい(⌒ー⌒)ノ~~~






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