前回の「
学費について2 どうやって親は学費を捻出しているのか」 の記事で、親の学費捻出方法が、
1.貯蓄の切り崩し
2.祖父・祖母からの生前贈与
3.会社の福利厚生制度の利用
の3パターンが多いと紹介しました。
本日の記事では、実際にあった上記以外のレアケースを紹介いたします。
実際にあった学費捻出方法 その4
親がシングルペアレントで、離婚したパートナーとの契約で、学費の大部分を負担してもらっていた離婚した後に、慰謝料の類を決められた通りに払う人は少ないと聞きますが、ちゃんと払うパートナーだったんでしょうね。
ここぞとばかりに、学費が高い学校に入学させたのは、狙いだったのででしょうか?色々と邪推してしまう人が増えてしまう手段とも言えます。
実際にあった学費捻出方法 その5
株式投資、不動産投資等で大金が入ったのが、ちょうど子供が中学3年生のタイミングだったため、利益をそのまま学費に投入した。ラッキーパターンです。
この方法ならば、誰にでもチャンスがありますね (* ̄∇ ̄*)
宝くじに当たった場合でも、学費を調達できますしね。
投資とギャンブルは違うものではありますが、私が感心したのは、スパッと利益確定して子供の学費に使う判断をしたことです。これが出来る人は、世の中にそうそういません。ギャンブルと違い、計画性のあった投資運用だったと信じます。
実際にあった学費捻出方法 その6
配偶者と死別して、その保険金を利用した。悲しいケースですので、あまり多くは語りたくありません。保険金を学費にまわした親の判断を、子供は感謝しているでしょう。
似たケースでは、「祖父・祖母の遺産相続から捻出した」というのもあります。
以上のようなレアケースがありました。
ネット上の記事では「慶應ニューヨーク学院の生徒は純富裕層100%」とか書かれますが、富裕層だろうが、そうでなかろうが、親は大なり小なり苦労して学費を準備しています。
私が在学中、こんなエピソードがありました。
同級生が突然学校を辞めることになりました。その同級生は特に成績は悪くないし、不祥事を起こすタイプでもありません。人間関係で苦労しているようにも見えませんでした(むしろ男女両方から好かれていました)。当時の私には辞める理由が分かりませんでしたし、まわりの人間も辞める理由を知りませんでした。
その生徒の親は某法人(or 自営業?)のオーナーだと聞いています。確証はありませんが、何かしらの理由で、経営が傾いて子供の学費を支払うことができなくなったのではないかと、今では考えています。
こういった理由で、NY校を退学するケースもあることを覚えておいてほしいです。
最後に、
このブログを読んでいる、子供をNY校に通わせているご両親に向けて、申し上げます。
私が在学中、親に学費の面で感謝している生徒はすごく多かったです。
子供は、親の年収は知らないことが多いので、親がどれだけの負担を背負っているかは子供はイメージしにくいです。それでも、学費が高いことをすべての学生は知っています。
授業で先生が病欠したため、自習になった日に、
「自習になったのは嬉しいけど、この時間だけで何百ドルも無駄にしてるんだよなー」という話題もよくしました。
子供は親の前では、シャイで、照れ屋で、我儘なことが多いので、感謝の気持ちを上手く表現できなかったりします。
だけど安心してください。
大部分の生徒は親に深く感謝して、学校生活を送っています。
学費の工面で苦労しているご両親は多いかと思いますが、
なんとか子供からの感謝の想いを糧に、今日も頑張れることをお祈りしています。
ではでは (* ̄▽ ̄)ノ~~ マタネー♪