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慶應ニューヨーク学院 卒業生のブログ

慶應ニューヨーク学院についての情報がネット上で少ないと感じ、本ブログを立ち上げました。間違った情報を是正し、美辞麗句なしの内容を心掛けています。

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ご卒業おめでとうございます




だいぶ遅れてしまいましたが、慶応ニューヨーク学院の2017年度卒業生の皆様、学院卒業おめでとうございます。



毎週このブログで、ニューヨーク学院の情報を配信していますが、私の慶応ニューヨーク学院を応援するというスタンスはブログ開設から本日まで変わっておりません。過去の記事で書きましたが、ニューヨーク校の卒業生は、年を重ねるほど母校への愛着が強まる傾向があります。不思議なことに卒業して最初の数年は、「(学校の)あれが悪い、これが悪い、どうしようもない」みたいな発言をする子が度々いるのですが、5年、10年経過すると「なんだかんだで、良い学校だったよね」と旧友と話していることに気づかされるのです。私自身がそうでしたし、同じ体験をしている先輩も大勢いることに、毎回面白く感じさせられます。



本当に不思議ですよね。
そんな私から、これから大学に進学する皆様に私から2点アドバイスをさせてください。



1つ目は、大学は研究機関であるということを忘れないでほしいということです。
慶応義塾に限らず、ほとんどの大学卒業生はどこかの企業に就職するか、公務員になります。そのため大学を就職予備校や、資格試験に合格するための学校というニュアンスで捉えがちです。しかし大学は本来、専門分野の研究機関です。皆様は次の4年間でwikipediaにも載っていないような研究途上にある専門知識を学びに大学に行くことを忘れないでください。



皆様がどんな進路に進むにしろ、必ず身につけなければいけないことは、「自分が大学で何を学び、その知識を使って何がしたいのか(または何ができるのか)ということを説明できるようにすること」です。これができない人は、大学で何も学んでこなかった人というイメージで見られます。すでに働いている社会人からすると、そんな人と一緒に働きたいとは思いません。つまり、自分のやりたい仕事や活動があっても、自分を受け入れてくれる場所がなくなってしまうのです。



これってすごく悲しいことですよね。



だから、どうか忘れないでください。大学は研究機関であり、皆様が何を大学で突き詰めて何を学んできたのかを説明できるようにしてください。これが出来れば、必ず一目置かれる存在になれますし、皆様の成りたい自分に近づけます。




続けて2つ目のアドバイスです。



皆様の進む学部は様々だと思います。慶応義塾以外の大学を選択する方も、大学に進学する以外の選択をされる方もいるかもしれませんが、特に慶応義塾大学に進学する方に申し上げます。



あまりニューヨーク校の生徒同士でずっと固まっていないようにしてください。これは塾校や女子高の生徒にも言えることですが、同じ高校の内部生で固まることにメリットはさほどありません。初めての土地で、新しい学校に行くことに不安があることは分かりますが、一か月もすれば慣れるものです。1人1人が自分の興味のある授業やサークル活動、気の合う新しい仲間と知り合い、交友を広めます。同級生のみんなが新しい友達を作っている中、自分だけ高校の友達としか繋がっていないという状況は、寂しいと思いませんか?そうならないためにも、新しい環境を怖がるのではなく、誰よりも楽しむ気持ちで臨んでほしいです。



9月入学の方は、ほとんどの授業が9月入学生同士で受講することが多いので、授業も食事も常に一緒になりがちです。それはそれで楽しくもあるのですが、9月からでも何かのサークルに入ってみるのはいかがでしょうか。そうすれば部室やたまり場で新しい友人ともご飯を食べることもできますので、行動の幅が広がります。



私自身も9月入学生でしたが、すぐに興味のある分野のサークルに入部しました。途中加入で不安もありましたが、サークルの先輩や同級生は暖かく迎えてくれましたし、今現在も交流があります。基本的にどのサークルも部員をほしがっていますし、大学の夏休み明けに新しいサークルに入部する生徒も珍しくありませんので、勇気を出して門を叩いてみましょう。きっと入部してすぐに歓迎会とか開いてくれると思いますよ。



4月入学の皆様にもアドバイスがあります。
皆様は4月までは正式な大学生ではありませんが、準備期間中は日吉?キャンパスを出入りする毎日になります。これも同じく、高校の仲の良いグループで固まりがちとなりますが、せっかく日本に帰って新しい環境で勉強しているのに、来年の4月まで半年間も同じメンバーで固まっているのは勿体ないと思いませんか?



決して、高校の仲間を捨てろという意味ではありません。交流の幅を広めるチャンスがあるのだから、そのチャンスを活かすべきだと言っているのです。



暇な時間にバイトをされる方も多いですが、私はそれに加えてサークルに入部することをお勧めします。まだ大学に入学していないのに、サークルに加入できるのか?と不安に感じる方は多いでしょうが、ほぼ大丈夫でしょう。



翌年4月に入学が決まっていて、毎日のように日吉キャンパスにいるのだから活動に参加できる旨を伝えれば、入部を拒むサークルは少ないと思います。これはスポーツに興味のある体育會にも言えることです。先輩方は「すごくやる気のある新入生」といった扱いをしてくれると思いますよ。



最近の慶応ニューヨーク校では、演劇のようなことを授業でやると聞いたことがあるので、演劇系のサークルに入部するのもいいかもしれないですし、球技や武道をやりたい方は体育會や同好会に入部するのもいいでしょう。過去の卒業生の中には、「ずっとアメフトがやりたかったけど、大学でやっと出来るようになった」「ずっとチアリーディングがやりたかったけど、高校ではできなかった。やっと大学で出来るようになって楽しい」という子は多いです。そんなに楽しみしている活動があるのなら、来年の4月まで半年間待つ必要なんてありません、今からでもメールで入部したい旨を送ればいいじゃないですか!



慶応ニューヨーク学院のキャンパスは狭く、皆様のやる気を全部実現させるには不自由さもあったと思いますが、大学では皆様の行動範囲が何倍も広くなります。興味のある研究、学問、スポーツ、文化に触れて、大学で何を学び、何を身に着けたのかを堂々と話せるような大人になってください。それが出来れば、皆様の成りたい自分になれます。



以上が私から皆様に送るアドバイスとなります。



皆様ご卒業おめでとうございます。
皆様の幸福と幸運を強くお祈りしています。



慶應ニューヨーク学院OBブラウン

(⌒∇⌒)ノ""マタネー!!


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