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慶應ニューヨーク学院 卒業生のブログ

慶應ニューヨーク学院についての情報がネット上で少ないと感じ、本ブログを立ち上げました。間違った情報を是正し、美辞麗句なしの内容を心掛けています。

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親への感謝と、その反動に悩んだ生徒の話




こんにちは、ブラウンです。


慶應ニューヨーク学院の父兄は、高額な学費を負担し、子供に大きな期待を託して、学院に通わせています。生徒達の多くは、そのことを理解しており、言葉や態度には出すことは少ないかもしれませんが、内心では親に感謝していることが多いです。実際、学校の卒業式では親への感謝を何かしらの形で伝えている生徒が多いのも、それを裏付けています。


親が大きな学費負担を背負っていることを知っており、さらに親元から長期間離れて暮らしていると、保護者に対する感謝の念は積み重なっていくものです。しかし、その感謝の念が裏目に出て、不幸を招いてしまった事例がありましたので、ご紹介します。


結論から申し上げますと、あれだけ親のことを感謝と尊敬していたのに、高校卒業後に親との仲が悪くなっていくという話になるのですが、その過程をご説明いたします。

高校卒業後、実家に戻って何があったのか?

子供の親に対する尊敬がピークだった高校卒業の日から数日後には、生徒は日本実家に帰り、久々に家族で過ごすこととなりました。しかし、実家で見た親(このケースでは父親)の姿は、子がイメージしていたものとは大きく違いました。


その生徒の父親は、有名企業で多くの部下を持つ管理職だったそうです。子供をガッカリさせたのは、父親の家での素行でした。


父親は仕事の電話を家でもよくされたそうなのですが、リビングでもダイニングでもかまわず、大声でたまには乱暴な口調で話すこともあったそうです。子供の幼少時にはそういったことはなかったのですが、子どもが親元から離れていた期間中に、家族に配慮して席を外して電話するという習慣がなくなったのだと思われます。


その変貌に子は驚き、子供が尊敬した親の姿とのギャップに子供はショックを受けました。親に対する勝手な理想だったのかもしれませんが、この落差に相当驚いたそうです。あらゆるハラスメントに敏感なアメリカ社会で育った子供の立場から見ると、親のモラルハラスメント、パワーハラスメント的な言動は、大きな裏切り行為として映りました。


そして段々と、些細なことも気になるようになっていくのです。例えば、家事を母親になんでもかんでも任せている姿や、週末は1人でゴルフばかりしている姿、ついには朝トイレを長時間独占する姿や、リビングでタバコを吸われるだけでも嫌悪間を抱くようになってしまったのです。


そんな冷めきった感情の時に、家族で食事に行くと決まって父親は「お前の学費を負担するのは大変だったんだぞ」と決まり文句のように言われると、複雑な気持ちになります。「あ、うん。そうだね、ありがとう」位しか返答できなかったとのことです。


結局、高校から卒業10年後程のタイミングで、この両親は離婚されたそうです。特に離婚が珍しい訳でもありませんが、子供はいまだにそのことを思い出し、複雑な気持ちになるとのことです。

このエピソードを通して何が伝えたいのか

このエピソードを元に私が何を伝えたかったのかと言いますと、「環境の変化に苦しむのは生徒だけでなく、親も同じ」だということです。


生徒は、親元を離れての寮生活という変化を経験しますが、このケースでは両親は「子供がいない夫婦生活に久々に戻る」ことになります


子供がいない夫婦生活に戻ることで、両親の仲が深まればいいのですが、実は逆のケースがしばしばあると言われています。


似たような例としては、
・子供が社会人になって親元を離れてから、夫婦の関係が悪くなった。
・定年退職後に、夫婦の時間が増えたが、上手くいっていない。


こういったシチュエーションに心当たりがある方は意外と多いのではないでしょうか?


折角、親に対する尊敬の念が高まっているのに、肝心の両親の関係は冷えてゆくのは、すごく皮肉な話です。両親の関係が悪いことに初めて気づいてしまった時の子供の気持ちを考えると、すごく悲しく、なんと言葉をかけてあげればよいか分からなくなります。


これから慶應ニューヨーク学院に子供を送り出す保護者にとっては、子供と離れた暮らしとなりますので、その変化に対する備えをしておくことをお勧めいたします。子供には分からない、または知られたくない、夫婦の問題など幾らでもありますが、生活環境の変化が原因で、そういった問題が悪化するという話は多いです。


子供にどんなに良い教育を与えても、実家環境が悪いと、教育の成果は半減します。とりあえず、「お前の学費、高かったんだぞ!」と子供に対して、何度も言うようなことを控えることから始めてみてはいかがでしょうか?


ではでは
マタネッ(*^-゚)/~Bye♪






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同じ内部生から見た、慶應ニューヨーク学院の生徒の印象




10年以上、日吉キャンパスの現役生達と交流があると、慶應ニューヨーク学院の生徒に対する様々なイメージを耳にすることがあります。

一番多いのが、「ニューヨークに慶應あったんですね!」という声。これは大学から入学された方に多い回答になります。

慶應女子の生徒からは、「英語がペラペラ」「近寄りにくい」などの声がありましたが、一番多かったのが、「お金持ちそう」でした。

塾校など出身の男子生徒からのイメージは「お金持ち」に加えて「チャラい」という回答が非常に多いことに、感心を持ちました。


そして実は、この回答傾向は10年経過しても、変わっていません。ちょっと不思議に感じませんか?



お金持ちというイメージについては、理解できます。なぜなら、「慶應=金持ち」というイメージは存在しますし、慶應ニューヨーク学院の学費は特に高額だということを知っている内部生達が、そのようなイメージを抱くのも分かります。

それでは、「チャラい」というイメージはどこから発生しているのでしょうか?
本日の記事では、この点について考察をしてみました。



まず、日本人の外見なのに、日本語と英語が混ざったようなしゃべり方をしている5,6人のグループが教室にいると、嫌でも目立ちますよね?

慶応ニューヨークの生徒同士は大学でもグループで行動する傾向があるので(とくに初年度)、大学の少人数の講義で、固まって喋っていると、他校からの新入生たちから見て「チャラい」集団だと感じられることはありえる話です。(奇異な群れた集団がチャラいと印象付けしている)



第2に、実際にニューヨーク校の卒業生には、どの年度にも何名か(うまく表現できませんが)絵にかいたようなDJファッション(DJスタイル?)の子がいるので、それもチャラいイメージを増長させている可能性があります。(本当にチャラい服装をしている卒業生がいるためチャラいと思われている)



最後に、慶應ニューヨーク学院の生徒の多くは寮生活をしていたためか、あまり人見知りせず、自分の意見を積極的に主張する生徒が多いのが、原因だと考えられます。

チャラいとは「言動が軽く浮ついている様や服装が派手で安っぽい様を表す」言葉です、英語交じりの日本語で、ズバズバと意見を言ったり、人見知りしない様子などに対して、「チャラい」印象を持たれることは、ありえるでしょう。(軽そうな性格に見られるためチャラいと思われている)

これに加えて、前述した「お金持ち」という印象まで足されるのだから、それはチャラく思われる土壌は十分すぎる程あるとしか思えません。

実際問題、チャラい奴は本当にいるので、私自身このイメージを真っ向から否定する気にはなれないという気持ちがあるので、ちょっと複雑な気分でもあります。σ( ̄、 ̄=)ンート・・・




先日、卒業アルバムの各クラス写真を眺めましたが、真面目に姿勢よく映る生徒と、足を伸ばしたり、今にも「チェケラッチョ!!」とか言い出しそうなポーズをする生徒が一緒に映っている不思議な、とっても不思議な、お写真が何枚もありました。

こんな写真をニューヨーク校以外の生徒が見ると、やはり相応のイメージを持たれてもしょうがないように感じます。 o( ̄ー ̄;)ゞううむ



ただ恐らく、こんなイメージが持たれていようがニューヨーク校の生徒達は、ほとんど気にしていないと私は考えています。

ニューヨーク校の卒業生達は、
「私個人に該当することではないので、気にならない」と割り切ることが出来そうに思います。そんな強靭なメンタルを持つ子が多いので
これからも同じような印象を持たれ続けても、特に誰も否定しないでしょうし、10年後も同じ印象のままで変わらないのであろうと、私は考えています。


結論:ニューヨーク校の卒業生は、バイリンガルで人見知りしない傾向があり、群れで行動することが多く、メンタルが強い。


以上になります。


ではでは
see you again!(*^-')/~☆Bye-Bye♪







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不良生徒と呼ぶべきか迷ったが



慶應ニューヨーク学院にも当然、学校の風紀を乱す生徒がいます。


記事のタイトルに「不良生徒と呼ぶべきか迷ったが」にした理由は、私の中で不良の定義が明確でなかったので、迷いを含むタイトルにしました。

風紀を乱す生徒のことを不良生徒と定義するならば、どの学年にも必ずいます。
昔のツッパリ、ヤンキー、チンピラ候補生のような存在を不良生徒と定義するならば0人です。

本日は、風紀を乱す生徒の特長について触れさせていただきます。



まず風紀を乱す行いとは、どのような行為を指すのでしょうか?

一般的には、ルールを破る行為や、モラルに反する行為だと言われていますが、
学校における風紀違反に限定するならば、

1.服装規定をまもらない
2.遅刻の常習犯
3.カンニング行為
4.他者への迷惑行為
5.暴力行為

などが代表的な例ではないでしょうか?



それぞれの行為別に学校での実態を紹介します。



1.服装規定をまもらない

慶應ニューヨーク学院には制服がありますが、指定の日や、特別な催しがある日のみ着用義務が生じ、それ以外の日は私服で登校可能です。(私服にもルール有)。

服装規定に違反する行為とは、例えば「制服のネクタイをしていない」「私服で禁止されているジーンズを着用」などから、酷いものだと「異性の制服で登校する」というものも含まれます。

文化祭のような催しの余興で男子が女子の制服を着用するのは、まだ理解できるのですが、平時の学校日に異性の制服を着用して登校するのは、「クレイジー」か「性同一性障害」なのかを考えてしまいます。尚、この生徒は学年主任の先生(生活指導を兼務)に呼び出されていました。

尚、制服を崩して着用する程度の生徒は幾らでもいますが、その度に全員呼び出されている訳ではありません。「ネクタイ忘れてごめんなさい、昼休みに寮にとってきます」程度でどうにかなるものです。




2.遅刻の常習犯

いつの時代も同じ人が遅刻を頻繁にしますよね。不思議な話です。
慶應ニューヨーク学院では、全ての授業で出欠確認がされ、定期的に全生徒の全ての授業の出欠状況の記録が貼り出されていました(今でもそうかは不明)。これは、生徒が確認して誤りがあった場合、先生に修正依頼をできるようにするための仕組みです。なぜなら、出席状況も大学推薦順位に影響するからです(あと出席日数が足りないと留年するためです)。

1学年4クラスありますが、どのクラスにも1人か2人はこういった方がいるので、学年ごとに4~8名の遅刻常習犯がいる計算になりますね。あながち間違っていない数値だと自負しています。




3.カンニング行為

これも、いつの時代にもいますよね。
私の学年にもカンニング行為がバレて処罰された生徒がいました。

カンニング行為が発覚すると、その科目の単位がもらえなくなりますので、成績は大幅にダウンします。さらに掲示板に名前は伏せた状態で「OOの科目でカンニング行為があった」旨が貼りだされることになります。生徒数も少ないので、ほぼ確実に誰がやったか特定されますので、大恥をかくことになります。当然、日本にいる両親の元にも連絡がいきます。。

伝え聞いた話だと、日本から両親が謝罪のために来たという話もあるので、結構大きな事態になりますね。カンニングがバレた生徒は、当分は親に逆らうことができませんね。




4.他者への迷惑行為

これは、含まれる範囲が非常に広いので、全てを紹介するのは難しいです。ちょっとしたイタズラや、からかう行為は日常的に行われていますが、それがエスカレートしてケンカやイジメになることもありえます。

いじめの実態はどうなっているのかは、正直把握するのは難しいです。ある日突然、自主退学する生徒がたまにいますが、それが「いじめ問題の加害者(または被害者)」なのか「それとも何か別の事情なのか」は公表されないので分からないのです。

逆に分かりやすい迷惑行の例として、他の生徒の勉強する権利を妨害する行為です。

基本的に生徒がそれを先生に訴えれば、とんでもないスピードで対応してくれます。なので、生徒の自己防衛手段としは、例えそれが勉強に直接関係のない迷惑行為だったとしても「勉強の邪魔をされて困っている」という趣旨で先生に伝えれば、対応はスムーズになるでしょう。

例:隣の部屋の音楽がうるさい場合、ただ「うるさいからどうにかして」と言うのではなく、「勉強の邪魔になって困っている」と訴えた方が効果的です。


迷惑行為でやっかいなのが、「本当に性格の悪い、わがまま放題、短気な困ったチャン」な生徒は、なぜだか、どの学年にもいるという事実です。

先生に対しても、しばしば舐めた態度をとるのは、まわりから見ていても不愉快になります。学校には匿名で相談できる仕組みも整備されていますので、できるだけ事実を収集して大きなストレスになる前に相談をしましょう。




5.暴力行為

暴力行為に対する処罰は、非常に厳しいのが慶應ニューヨーク学院の特長です。パンチ一発で退学(または無期停学)になります。過去にもそうでしたし、これからも変わらないでしょう。

無期停学になる生徒の多くは留年か自主退学します。
その理由は、無期停学になった結果「出席日数が足りず留年」または「満足に試験対策が出来ず留年」というパターンが多いためです。無期停学の処分で済んだけど、そのまま自主退学を選ぶ生徒も多いようです(学校に残りにくいからだと思われます)。

暴力行為で退学になる生徒は1学年に1人いるかいないか程度の割合です。新入生同士(9年生や10年生)のケンカがエスカレートして、どちらかが手を出すというパターンが比較的多いように感じます。上級生が暴力行為の当事者の場合、まわりから「なにやってんだアイツは、、、」と呆れられることが多いです。それほど、暴力禁止の旨は全生徒に周知徹底されています。



以上、簡単ではありますが、不良生徒(風紀を乱す生徒)の特長を挙げさせていただきました。もし皆様や、皆様のお子様が迷惑行為に巻き込まれた場合のアドバイスを最後にさせてください。

よく日本では「迷惑行為は無視よ、無視!」という対応を推奨する方がいまが、その考えは間違っていというのが私の意見です。世界基準で考えると「何もやり返さないと、さらに迷惑な行為をされる」という考えが一般的です。

暴力行為で報復しろといっている訳では決してありません、しかるべき事実を記録して、対処できる人間(学校の先生やカウンセラーなど)にどうしてほしいのか訴えればいいのです。個人的には音声記録の手段を常に持ち歩くことをお勧めいたします。


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泣き寝入りしないことが、楽しく実りのある学院生活を送るための条件の一つです。そして社会に出てからも不当な扱いに対抗できる精神も身につけられるでしょう。


何かの参考になれば幸いです。ではでは。
マタネッ(^ー^)ノ~~Bye-Bye!









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同調圧力 Peer pressure





皆様は同調圧力という単語をご存知でしょうか?



ウィキペディアによると、「
同調圧力(どうちょうあつりょく、Peer pressure)あるいは仲間集団圧力(なかましゅうだんあつりょく)とは、地域共同体職場などある特定のピアグループPeer group)において意思決定を行う際に、少数意見を有する者に対して暗黙のうちに多数意見に合わせることを強制することを指す。」

とのことです。



なんだか、説明文が難しいので、別の言葉で説明すると、「まわりと違うことすると、浮いてしまうので、まわりに合わせろという圧力(強迫観念)」のようなものです。


以下の記事で、日本に蔓延する「同調圧力」について触れていて、慶應ニューヨーク学院での生活では、どうだったかを考えさせられたので、本日の記事で触れようと考えました。

https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20170619-58371233-woman-bus_all




結論から申し上げますと、
慶應ニューヨーク学院での生活には、同調圧力はありますが、その値は日本と比べると遥かに少ないと私は考えています。

同調圧力は英語で、"Peer pressure" と言うのですが、英語で同じ意味の言葉がある時点で、日本だけに存在するものではなく、当然のようにアメリカにも存在することが予想できます。



日米どちらの学校も、生徒たちは幾つかのグループに分かれて、つるんで行動するものです。そのグループ内で同じような価値観や行動を暗に求められるような雰囲気。これは万国共通で存在します。

私が現地校のハイスクールに1年だけいました(9年生時)が、生徒達はランチタイムになると、見事なまでに人種別にテーブルを囲んでいました。白人、黒人、ヒスパニック、コリアン、その他です。部活のメンバーで固まることはありますが、基本は人種別で分かれます。ある意味では日本以上に同調圧力が強いかもしれませんね、アメリカは。



それでは、慶應ニューヨーク学院ではどうだったのでしょうか?


正直な話、あまり良い例が思い出せませんでした。


「みんなが、こーしているんだから、お前も合わせろ」といったことを言われた記憶はあんまりないですし、それを断って誰かが不利益を被るということも少なかった気がします。

私が考えるに、生徒達は「嫌なものは嫌と言える」「意見があれば言うべき」というマインドが備わっているんですね。

なので、反対意見を言われた側も「あー、OOさんは、これについては反対なんだな」と個別のケースとして、意見を受け止めることが出来ていました。



たまにいませんか?
反対意見は、あくまで「提案」に対しての反対であるのに、意見を言われた側が「自分に対して攻撃」されたかのような反応を示す人。

反対意見を言われただけで、あからさまに不機嫌になり、反撃までしてくるのだから、始末が悪いですよね。

学校にも、職場にも、こういう人がいるから同調圧力が生まれるのだと考えています。ニューヨーク校に同調圧力が少ないのは、このような器の小さい人が少ないからでしょうが、気を付けてください、少なからず上記のような方はニューヨーク校にもいます。(0人ではありませんということです、やたら煙たがられているそんな方は私が現役当時もいました。)





現在はどうなのでしょうか?


むずかしい質問です。


現在のニューヨーク校は日本からの受験生が増え、文化的な背景が日本的な生徒が大部分を占めています。様々な価値観があるからこそ、お互いへの配慮や、理解する努力が活発に働くのですが、今はどうなのでしょうか?

残念ながら、私はその答えを持ち合わせていません。ただ、あまり心配もしていません。なぜらな、日本からの受験生が増えたということは、同じ日本語派の生徒にも、「日本育ち」と「外国育ち」の2種が存在するからです。

私が在学中は、日本からの入学制度がなかったため日本語派の生徒は、世界のどこかしらの国で育った生徒達で、ずっと日本育ちという子はいませんでした。

そう考えると、ついこの間まで日本に暮らしていたという背景を持つ生徒がいるということにも大きな意味があります。

外国育ちの日本人ばかりのコミュニティだと、どうしても日本の情報に乏しくなります。ネットが発達したといっても、日本のテレビ番組ばかりを観ている生徒などほとんどいませんので、入ってくる情報は限られています。身近に日本の近況を知る同級生がいるというだけで、様々な相談や質問ができます。これは、すごく大きな価値です。

日本から入学するニューヨーク学院の生徒もほんの一部ですので、多様な背景を持つ生徒が多くいるという特性は健在だと私は判断しています。同調圧力に関しては依然少ない環境であるとも予想しています。



ちょっと結論が変な方向にズレてしまい、申し訳ありません。
次回は何か楽しい話題の記事を書かせていただきます。


ではでは 
-~)ノ~~ ジャネ







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