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慶應ニューヨーク学院 卒業生のブログ

慶應ニューヨーク学院についての情報がネット上で少ないと感じ、本ブログを立ち上げました。間違った情報を是正し、美辞麗句なしの内容を心掛けています。

生徒の学力検証シリーズ その2 慶應ニューヨーク生の学力差が激しい理由(後編)



前回の記事の続きです。

前回記事を未読の方は、
生徒の学力検証シリーズ1 慶應ニューヨーク生の学力差が激しい理由(前編)を参照ください。


さて、基礎学力(主に語学力)に長けているか否かで、必要な勉強時間に大きな差が生じることについて触れてきましたが、これに対してどのような対策が有効なのでしょうか?


結論から申し上げると、「周りの力を最大限に活用する」ことです。先生、友人、先輩、外部教師といった要素を有効に活かすことが重要になります。


本日の記事では、それぞれの活用例を紹介いたします。

先生を120%活用する

もし授業に付いていけなくなったと感じたら、その日の内に先生に相談に行ってください。そして正直に言うのです、「今日の授業のOOの部分がどうしても分からなくて、授業に付いて行けませんでした、お手数ですが放課後に改めて教えてもらえませんか?」と。

十中八九、断る先生はいません。

放課後に補習を受けても理解が追い付かないならば、「家で復習したいので問題集か何かありませんか?」と質問すればいいでしょう。

それを提出する際に、さらに質問することもできます。意外と試験に出る問題に近い例題を出されることが多いのでかなりお薦めです。



複数の科目で、こういった対策をしていると職員室での評判も間違いなく上がります。なんだかんだで、真面目な生徒は先生から信用されますので、困った際にはより親身に協力的になってくれます。

さらに付け加えるなら、同級生からの評価も上がると私は考えています。生徒はお互いの成績がどの程度かは大体把握していますので、勉強が苦手で困っている生徒も分かります。そんな生徒が自分の意志で、先生に補習を志願する姿を笑う人は少なく、尊敬する人は多いでしょう。


友人・先輩を頼る

慶應ニューヨーク学院の大きな特徴の1つは、大部分の生徒が寮で共同生活をしていることです。つまり夜の時間帯だろうが、頭の良い同級生に勉強で分からない点を相談に行けるのです。

別に特別仲が良くなくても、「どうしても分からないから教えて」とお願いをすれば、教えてくれる同級生は多いので、遠慮なく聞いちゃいましょう!


間違っても、一人で全ての勉強をやろうとしないでください。
時間がいくらあっても足りませんし、体力がもちません。


一匹狼のような気質の方は、学校の授業よりも先に「要領」というものを学んだ方がいいかもしれません。

慶應義塾にはこんな名言(迷言?)があります。
『塾校生は要領で生きている』

慶應義塾大学に進学するとよくわかりますが、内部生(特に塾校出身者)は非常に効率よく勉強や試験対策をしているのが分かります。詳しい説明は省きますが、人脈を使うことに非常に長けていて、必要に応じて誰に相談を持ち掛けるべきかを熟知している印象を持ちます。結果、試験の過去問題集やノートを効率良く手に入れたりします。こういった能力は就職活動や、社会人になってからも発揮されます。

なので、慶応ニューヨークでも、変なプライドや恥ずかしさを理由に、誰かに相談することを躊躇しないでください。

幸いなことに、現在は苦手な科目に対して、先輩が家庭教師のようなサポートをしてくれる制度がありますので、これを利用するのもいいかもしれませんね。


外部教師を利用する

どうしても成績が上がらない場合は、外部から家庭教師(tutor) を雇うという選択肢があります。利用する生徒は少ないですが、どうしても自発的に勉強できない生徒に対しては有効な手段です。

PA(Parents Association)に相談すれば、実績のある家庭教師を紹介できる人もいるでしょうので、探してみるのもいいかもしれません。


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以上、3つの成績向上対策を紹介しましたが、当然どれも「勉強する必要」があります。やる気・行動力がないと、勉強を自分からはできません。結局は留年という「危機感」が動機になって、やっと勉強し始める生徒が、成績が悪い生徒には多いです。

こういった生徒が行きつくマインドは「留年さえしなければ、成績はなんだっていい」です。これって悲しいですよね。。。

そんな子供に育ってほしい両親はいないでしょうし、親としては子供を自慢したいものですが、少なくとも成績面ではそれは叶いません、、、親も人間ですので「何をやっているんだ内の子は、、、、」と内心感じていたり、愚痴を言いたくなることも当然あるでしょう。

勉強だけが高校生活ではありませんが、ギリギリの成績だけを狙うというのは「学ぶチャンスの放棄」とも取れる行動です。アメリカ現地でしか学べないことが多いのは言うまでもないことですので、親子でよくよく話し合いをする時間を設けて、子供が自発的に勉強できるように導いてあげることが両親ができる最も大切なことだと私は考えています。


ではでは
マタネッ(^ー^)ノ~~Bye-Bye!








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