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慶應ニューヨーク学院 卒業生のブログ

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子どもに就いてほしい職業とニューヨーク校生の進路について




毎年、日本では「子供に就いてほしい職業アンケート」なるものが行われます。こういったアンケートの信ぴょう性がどれほどあるかはさておき、アンケートの結果に対して、慶應ニューヨーク学院の卒業生達は実際にはどんな職業に就いているかについて本日の記事では触れます。

記事の最後には、アメリカの保護者達が子供についてほしい職業アンケートの調査結果も紹介しますので、お楽しみに!



まずは、日本の子育て世代が、子どもに就いてほしい欲しい職業のアンケート結果は以下のようになります。(2017年度調べ)

1位 公務員
2位 医師
3位 会社員
4位 看護師
5位 薬剤師

情報ソースはこちら


相変わらず、公務員が1位で、他は医療関係のものが目立つ結果になりました。昔は弁護士もランキング上位だったのですが、法科大学院が出来た頃から順位を下げている印象を持ちます。尚、公務員といっても、それが警官なのか、消防官なのか、教師なのかなどは不明です。




さて、では慶應ニューヨーク生の卒業生達はどんな進路に進んでいるのでしょうか?


私が知る100名超の進路から申し上げると、9割以上が会社員か自営業(家業を継いだり、独立したり)になっています。医者や看護師もいますが、それは慶應大学の医学部や看護医療学部に進学した生徒達になります。少し前に薬学部が新設されたばかりなので、これから薬剤師になる生徒も当然出てくるでしょう。




で、肝心の公務員になった卒業生は、、、、、




うーん、、、、片手で足りる位の人数です。





警察官や消防官になった方の話は聞いたことがありますが、県市町村の職員や教師に就いたという、卒業生は存じ上げません。



あくまで私の知る限りのデータを元にした仮説を申し上げると、





慶應ニューヨーク校の生徒は国家公務員試験に不利



なのが大きな原因かと考えています。



国家公務員試験1種の合格者の多くが東京大学を卒業しています。これは試験内容が受験勉強の要領で学習できるものが多いからだと言われています。


慶應ニューヨーク学院の生徒は、日本の高校・大学に入学するための受験勉強をしてこなかった生徒が多いですので、必然的に不利になるのです。


国家公務員試験は1種以外の試験が数多くありますので、それらを受験することで公務員になることは可能です。ただ、実際にそれを目指す方が少ないのはなぜなのでしょうか?




それは2つの理由で、説明できます。




1つは、
慶應ニューヨーク学院の卒業生は、公務員試験に合格するよりも、大企業に就職できる確率が高いからです。ニューヨーク校の卒業生達の多くは、高い英語能力を有していて、両親も広い人脈を持っている非凡な家庭であることが多いです。履歴書上の学歴は海外の学校名がズラリと並び、最後に慶應義塾大学OO学部と書かれ、国内ではトップクラスの内容になっています。

さらに生徒の特長として、自分の意見をハッキリと述べることが出来て、それを文章にすることにも長けています。そのため入社試験や面接に対しても有利に立ち回れるのが大きな強みです。

ペーパーテストで公務員を目指すよりも、要領や人物特性を持ち味に大企業を目指した方が、仕事を得られやすいことは容易に想像できます。



2つ目の理由は、
アメリカ育ちのニューヨーク校の生徒達にとって、公務員の仕事が魅力的に映らないことです。私の大学の友人達の多くが公務員になっていますが、「地方上級公務員試験」に合格して、地元に戻っているパターンが多いです。



地方上級 教養試験 過去問500 (公務員試験 合格の500シリーズ6)


自分の大切なホームタウンに貢献が出来て、さらに実家も近く、公務員という安定した職に就くことは、たしかに大きな魅力です。

しかし、ニューヨーク校の生徒の多くは幼少時代からずっと親の仕事で世界中を転勤していたという背景が多いためか、郷土愛という概念が希薄になるのです。

生徒目線で申し上げると、実家がOO県だと言われても、人生で数年+夏休みの間しか帰省していないような土地に郷土愛は感じられないのです。郷土愛がゼロとは言いませんが、「その土地で公務員になって骨を埋める」という覚悟をしてまで、試験に挑戦する気概はなかなか生まれません。




一応公務員になっている卒業生もいる

実際には、警察官や消防官になった卒業生は多少はいます。これは仕事内容の専門性にやりがい、憧れを感じて目指したのだと思われます。

それに対して、同じ公務員でも行政職(事務職)を避ける傾向があるのは、外国育ちの人間の抱く事務職公務員のイメージが、仕事内容がルーティンワークの繰り返しと、慣例・慣習に縛られた組織体系だからだと思われます。

世界で有数の自由の国アメリカで教育を受けた、ニューヨーク校の生徒にとって、事務職の公務員の仕事は魅力的には映らないのです。生徒の両親が公務員というケースも少ないので、身近にカッコいいお手本がいないのも要因かもしれません。



というわけで、ニューヨーク校の生徒はほとんど公務員にはなりません。
もし、自分の子供に公務員になってほしいと望むならばニューヨーク校への進学は考え直した方がいいかもしれません。

ただ、個人的には政治家とかなら向いているかもしれません。国際感覚や社交性の高さは日本の高校生の上位5%に入る水準だと私は考えていますので、素質は十分にあると思います(さらに自分の思想をちゃんと持っている子も多いです)。慶應ニューヨーク学院には、政治関連のカリュキュラムも豊富なので、多くを学べる環境であることは私が保証します。



最後に補足ですが、
実際問題、そもそもの(子供に就かせたい職業)アンケートのヒアリング対象になった日本の親世代の方々の考える子供の進路と、慶應ニューヨーク学院の保護者達が望む子どもの進路とでは、大きな乖離(かいり)があると私は考えています。

ニューヨーク校の生徒の両親は海外在住経験が長い方が多いので、国際感覚に秀でていることが多いでしょう。そのため必然的に子供に就いてほしい職業にも違いが出ることは十分にありえます。こういった親世代の属性別のアンケートをすると、また違った結果がでそうなので、何かしらの形で実現できればなとも計画しています。



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==以下 おまけ 文章になります==


アメリカの親世代が子供についてほしい職業アンケートの調査結果。

1位 Engineer (エンジニア)
2位 Doctor(医者)
3位 Scientist(科学者)
4位 Nurse(看護師)
5位 Architect(建築家、設計士)

以下、教師、消防官、弁護士などの職業が並びます。ちなみに2014年の調査結果です。
情報ソースはこちら

なってほしい職業と、なってほしくない職業の両方が数値化して算出されたランキングだそうです。こういう算出方法は良いですね。日本のアンケートでも「なってほしくない職業」も掲載してほしいですが、「職業差別」的な大人の事情で実現は難しそうですね、、、、

あと、公務員という職業ではなく「消防官」とか「軍人」というように具体的な職種でアンケートされている点も好感が持てました^^


ではでは


マタネッ(*^-゚)/~Bye♪



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