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慶應ニューヨーク学院 卒業生のブログ

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入試試験の心配も大事だけど、入学してからの心配もしませんか?





ネットの情報では、慶應ニューヨーク学院の受験倍率がどれ位かという記事や書き込みが多く見られますが、私が考えるに、「入学できるかどうかではなく、何を学びたいのか」という視点で受験するかを検討すべきだと考えています。




慶應ニューヨーク学院の受験倍率は、年度によって差はあれど、近年は1.2倍~2.3倍付近で推移していています。年度によって倍率が大きく違うのは、慶應ニューヨーク学院の場合、時代ごとの日系企業の海外駐在員の数や、世界同時多発テロのような海外渡航に関わる事柄で、受験者数が影響されるためです。これらの影響で、2002年頃から受験者数が大きく減らしています。



学費・寮費が高額のため、それを工面できる家庭そのものが少ないのも受験者が少ない理由の一つだと言えます。一般入試の場合、アメリカに受験しに行くだけで、受験料500ドルとアメリカまでの往復の渡航費、滞在費が必要となります。しかも保護者同伴の面接があるので、保護者の旅費も必要です。家族旅行なみの予算が必要になりますね。



これらの理由から、慶應ニューヨーク学院が、「金持ちのバカ息子・バカ娘が集まる学校」のような表現がされるのでしょう。



実際に「金持ちのバカが集まる学校」かどうかの判断は、このブログの全ての記事を読んでもらった上で、各自で考えていただければよいと考えています。



本日、私が伝えたいことは、保護者や受験生たちは「入学するための対策」に注力しすぎて「入学した後の勉強」のことを軽視していることに対する危険性についてです。



私が在籍していた当時、同級生の中から留年者が毎年1,2名いました。成績不良以外の留年・退学を含めれば、その数は3,4人に増えます。私のいた当時は1学年120名いましたので、30~40名に一人は留年か退学する計算となります。



加えて、
留年はしていないけど、進級ギリギリの成績の生徒は結構多いです。他にも、成績は普通だけど、正直授業内容はよく理解していない(テスト対策だけしている)という生徒も含めると過半数を超えると私は思っています。



授業内容を理解できないのを基礎学力の不足だけが原因だとは考えないでください。そこそこ頭の良い子でも、苦戦するような高レベルな授業内容を英語で行っていると思ってください。例えば、高校でマキャベリーの「君主論」を読む授業なんて、なかなか日本の高校にはありませんよ。



君主論(くんしゅろん)The Prince
世界中の政治リーダー・ビジネスリーダーで読んでいない人はいないとすら言われる、すっごい難解な500年位前に書かれた書籍。それを英語で読むのは私にとっては地獄でした。




慶應ニューヨーク学院の全てのカリュキュラムを100%習得することが出来れば、とんでもなく国際感覚と教養に優れ、集団生活にも適応できる存在になることも夢ではありません。



実際、そんな生徒を輩出したという話は聞いたことがありませんが、その可能性を秘めたカリュキュラムは提供され続けています。ニューヨーク校の1期生は2017年現在40代半ばとなっています。今後歴史に名を遺すような卒業生が誕生するのは近いとも私は勝手に想像しています。



実際問題、そんな存在になるには受験で合格できる程度の学力では足りないのです。少なくとも、授業内容を理解できて、さらに自分の興味のある分野の勉強を余裕は持って行える位は最低限必要となります。



慶應ニューヨーク学院のオフィシャルサイトの「Q&A」資料に以下の内容が書かれていました。



====引用ここから====

Q.
日本の英語教育で得られる程度の英語力でも入試の問題には対応できるのですか?帰国
生でもなく、日本の中学校での英語教育しか受けておりませんが、入学は可能でしょうか?


A.
本学院には、日本の学校又は海外の日本人学校にのみ在籍していた生徒(日本の教育を受け
てきた生徒)もいます。日本の教育のみを受けている生徒でも、合格の可能性は十分ありま
すので、入学試験だけではなく入学後の学校生活に備えての英語力を身につける努力をして
ください。

====引用ここまで====



最後の一文の「入学試験だけではなく入学後の学校生活に備えての英語力を身につける努力をしてください」。私はこの部分に注目しています。



この質問自体がナンセンスで、入学試験に合格できるレベルの英語力にのみ照準を合わせていて、肝心な入学後に必要となる英語力を考えずに質問がされています。それを学校側が諭すような解答をしているのが特徴的ですね(個人的にはナイス解答だと私は思っています、GOOD JOB !)。



もし受験生と、その保護者が、学校から与えられる教育環境をフルに活用したいとお考えならば、以下のことを受験前に試してみてはいかがでしょうか?





チェックポイント その1
お子様の現時点の能力で、入学後も授業についていけるのかを冷静に考えてみましょう。

・英語の Advance Class(上級クラス) を目指すなら、シェイクスピア作品を英語で読める程度の英語力が必要だと思ってください。日本の大学で文学部が勉強するレベルの授業が行われていると思ってください。以下参考シェイクスピア作品の一部になります。

 ◆ロミオとジュリエット(Romeo and Juliet
 ◆オセロ(Othello)
 ◆リア王(The Tragedy of King Lear



・卒業要件の一つにTOEFL530点以上が求められますので、最低限の英語の土台は必要となります。入学時点で530以上のスコアなら良し、可能ならば400代後半は入学前からないと、キャッチアップに苦労すると思っていいでしょう。もし、TOEFL未受験でしたら、参考書を一読してみることをお勧めいたします。









チェックポイント その2
寮生活に適応できる人間性が、お子様にあるかを冷静に分析しましょう。

寮生活に適応できる人材かは、面接で間違いなく見られています。プリエントリー中に、先生がバラしていたので、間違いないと思っています ( ̄□ ̄;)!!



面接対策をしていれば、面接官の目は誤魔化すことは可能ですが、受験対策で誤魔化す練習をするよりも、アイロンの使い方の一つでも覚えた方が良いと考えています。



『もし入学が決まった場合、私は寮に入ることになるのですが、実は私は身の回りのことが何も出来なかったことに気が付きました。寮に入るにあたり親にお願いしてアイロン掛けから教わり、今ではOOやOOが出来るようになって、自信が付きました』



面接に話すには悪くないエピソードだと思いますよ。



ちなみに学校・寮では、わがままお嬢様や、マザコン男子は、他の生徒から馬鹿にされる傾向がありますので、身の回りのことができるだけで馬鹿にされる確率は下がります。最低でも、制服のネクタイだけは結べるように練習しておきましょう(女子もネクタイあります)。







チェックポイント その3
お子様が自主的に机に向かって勉強できるかを分析しましょう。

親に言われなければ勉強しないようでは、試験期間中に痛い目にあいます。色々な誘惑に負けないで、親に言われなくても勉強ができる意思がないと、留年します。





過去の記事『成績の悪い生徒の特長 最初から悪いのか or 突然悪くなるのか?』でも触れましたが、勉強する習慣がないと、テスト前や試験期間中にどうやって対策をしていいか分からなくなります。結局、毎日の予習・復習が出来ている生徒が上位の成績をとるので、それができないだけで、大きなハンデになるのです。






以上の3つのポイント
・基礎学力
・集団生活への適応
・自主的に勉強する意思

これらに不安がある状態で入学すると、入学してからきっと後悔する可能性です。



慶應ニューヨーク学院は、散々バカ学校とか、偏差値低いとか、ネットでは酷い言われようですが、その授業内容は間違いなく一流です。大学の専門学部で習うようなことを高校時代から英語で習います。生徒の中には、ニューヨークの国連本部で現地のアメリカ人相手にディベートのような意見の応酬をする生徒もざらにいます。



こんなことができる生徒を何名も輩出できる学校を、バカ学校だと私は思いません。



ニューヨーク学院の成績評価は問答無用です。成績が悪ければ誰でも留年します。ドラマや小説のように、親の属性や寄付金の金額などで、どうにかなるようなシチュエーションなど存在しません。

受験生や保護者の中で、ネットの「慶應ニューヨーク校はチョロイ」的な記事を鵜呑みにしている方がいれば、どうか考えを改めてください。慶應ニューヨーク学院は、『入学して卒業して、慶應大学に行くためだけの学校』などではありません。

慶應ニューヨーク学院は、適切な努力をすれば、教育理念のバイリンガル・バイカルチュラルを体現できる大人になれるカリュキュラムが備わっています。適切な努力ができる生徒に入学して欲しいのが学校の本音だと私は考えています。


繰り返します。
『適切な努力ができる生徒に入学して欲しいのが学校の本音だと私は考えています』

これが一番の受験対策なんじゃないかな?


ヒントは以上です。



o(^◇^)/~ ばいちゃ~♪












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