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慶應ニューヨーク学院 卒業生のブログ

慶應ニューヨーク学院についての情報がネット上で少ないと感じ、本ブログを立ち上げました。間違った情報を是正し、美辞麗句なしの内容を心掛けています。

同調圧力 Peer pressure





皆様は同調圧力という単語をご存知でしょうか?



ウィキペディアによると、「
同調圧力(どうちょうあつりょく、Peer pressure)あるいは仲間集団圧力(なかましゅうだんあつりょく)とは、地域共同体職場などある特定のピアグループPeer group)において意思決定を行う際に、少数意見を有する者に対して暗黙のうちに多数意見に合わせることを強制することを指す。」

とのことです。



なんだか、説明文が難しいので、別の言葉で説明すると、「まわりと違うことすると、浮いてしまうので、まわりに合わせろという圧力(強迫観念)」のようなものです。


以下の記事で、日本に蔓延する「同調圧力」について触れていて、慶應ニューヨーク学院での生活では、どうだったかを考えさせられたので、本日の記事で触れようと考えました。

https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20170619-58371233-woman-bus_all




結論から申し上げますと、
慶應ニューヨーク学院での生活には、同調圧力はありますが、その値は日本と比べると遥かに少ないと私は考えています。

同調圧力は英語で、"Peer pressure" と言うのですが、英語で同じ意味の言葉がある時点で、日本だけに存在するものではなく、当然のようにアメリカにも存在することが予想できます。



日米どちらの学校も、生徒たちは幾つかのグループに分かれて、つるんで行動するものです。そのグループ内で同じような価値観や行動を暗に求められるような雰囲気。これは万国共通で存在します。

私が現地校のハイスクールに1年だけいました(9年生時)が、生徒達はランチタイムになると、見事なまでに人種別にテーブルを囲んでいました。白人、黒人、ヒスパニック、コリアン、その他です。部活のメンバーで固まることはありますが、基本は人種別で分かれます。ある意味では日本以上に同調圧力が強いかもしれませんね、アメリカは。



それでは、慶應ニューヨーク学院ではどうだったのでしょうか?


正直な話、あまり良い例が思い出せませんでした。


「みんなが、こーしているんだから、お前も合わせろ」といったことを言われた記憶はあんまりないですし、それを断って誰かが不利益を被るということも少なかった気がします。

私が考えるに、生徒達は「嫌なものは嫌と言える」「意見があれば言うべき」というマインドが備わっているんですね。

なので、反対意見を言われた側も「あー、OOさんは、これについては反対なんだな」と個別のケースとして、意見を受け止めることが出来ていました。



たまにいませんか?
反対意見は、あくまで「提案」に対しての反対であるのに、意見を言われた側が「自分に対して攻撃」されたかのような反応を示す人。

反対意見を言われただけで、あからさまに不機嫌になり、反撃までしてくるのだから、始末が悪いですよね。

学校にも、職場にも、こういう人がいるから同調圧力が生まれるのだと考えています。ニューヨーク校に同調圧力が少ないのは、このような器の小さい人が少ないからでしょうが、気を付けてください、少なからず上記のような方はニューヨーク校にもいます。(0人ではありませんということです、やたら煙たがられているそんな方は私が現役当時もいました。)





現在はどうなのでしょうか?


むずかしい質問です。


現在のニューヨーク校は日本からの受験生が増え、文化的な背景が日本的な生徒が大部分を占めています。様々な価値観があるからこそ、お互いへの配慮や、理解する努力が活発に働くのですが、今はどうなのでしょうか?

残念ながら、私はその答えを持ち合わせていません。ただ、あまり心配もしていません。なぜらな、日本からの受験生が増えたということは、同じ日本語派の生徒にも、「日本育ち」と「外国育ち」の2種が存在するからです。

私が在学中は、日本からの入学制度がなかったため日本語派の生徒は、世界のどこかしらの国で育った生徒達で、ずっと日本育ちという子はいませんでした。

そう考えると、ついこの間まで日本に暮らしていたという背景を持つ生徒がいるということにも大きな意味があります。

外国育ちの日本人ばかりのコミュニティだと、どうしても日本の情報に乏しくなります。ネットが発達したといっても、日本のテレビ番組ばかりを観ている生徒などほとんどいませんので、入ってくる情報は限られています。身近に日本の近況を知る同級生がいるというだけで、様々な相談や質問ができます。これは、すごく大きな価値です。

日本から入学するニューヨーク学院の生徒もほんの一部ですので、多様な背景を持つ生徒が多くいるという特性は健在だと私は判断しています。同調圧力に関しては依然少ない環境であるとも予想しています。



ちょっと結論が変な方向にズレてしまい、申し訳ありません。
次回は何か楽しい話題の記事を書かせていただきます。


ではでは 
-~)ノ~~ ジャネ







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