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慶應ニューヨーク学院 卒業生のブログ

慶應ニューヨーク学院についての情報がネット上で少ないと感じ、本ブログを立ち上げました。間違った情報を是正し、美辞麗句なしの内容を心掛けています。

慶應ニューヨーク生はパソコンに強い?




先日、以下のような記事を発見しました。

日本の中学生のPC保有率が世界でずば抜けて低いことはどういう結果になるか

https://www.landerblue.co.jp/blog/?p=18478

要約すると、日本の中学生のスマホ保有率は世界標準レベルなのに、自宅のPC保有率は先進国の半分以下。それが後々に、子どもの将来と日本の経済の問題点になりえるという内容です。



なお、PC保有率が低いのが経済的な問題ではないとする根拠として、携帯ゲームの保有率は世界でトップクラスであるため、経済的にPCが買えないということは考えにくいとのことです。



日本の将来については、私のブログの本筋に外れた内容なので一旦、置いておくとして、ニューヨーク校の生徒のPCスキルについて紹介します。



ずばり、ニューヨーク校の生徒は総じて、PCスキルが高い傾向があります。入学前から強い生徒もいますが、ニューヨーク校に入学して強くなったという生徒が多いです。その理由について、ご説明します。




1.レポート(Project や Essay)の提出はPC作成が多い

ニューヨーク校の授業は詰め込み式のものではありません。もちろん暗記が必要な場面も多いですが、基本的な授業の流れは、



通常授業

レポートや小テスト

通常授業

レポートや小テスト

中間試験(期末試験)



これの繰り返しとなります。
なお、音楽、美術、体育などの授業は除きます。



学校のいわゆるレポートは、アメリカではプロジェクト(Project)と呼びます。何をやるかと言えば、例えばアメリカ史(US History)の授業では、ちょうど州知事の選挙期間だったため、生徒を複数のグループに分けて、それぞれに実際の候補者を割り当て、自分の候補者が選挙で当選できるように、各グループがプレゼンを行うというものがありました。



期間は2週間ほどで、パソコンで候補者の情報を集め、州の抱える問題点に対して、どのような対策を計画しているのか、支援団体の数と質、候補者本人のスピーチを紹介したりします。



これは、情報を集めて、その情報を取捨選択して、実際にプレゼンをするという行動が求められます。



なので、パソコンで情報を集められることが、真っ先に求められるスキルとなります。そもそもパソコンが使えないと、授業についていけないのです。



他にも、Essay(作文)の提出がプリントアウトしたものでなければ、受け付けない授業も多いので、文章作成ソフトが使えて、タイピング能力も一定以上ないと、作成は難しいです(尚、パソコンを持っていなくても、パソコン室や図書室でパソコンが使えます)。




2.パソコンで遊びを覚える

どんな職場にも、1人はパソコンや機械に詳しい人がいるように、どの学年にもパソコンに詳しい人がニューヨーク校にもいます。



そして、娯楽の少ない寮生活では、そんなパソコンマニアがブームの火付け役になることも珍しくありません。今でこそ、youtube や ゲームアプリ が豊富にありますが、当時はそういったものは限られていたので、ダウンロードサイトを探すのがそもそも大変だったりします。



面白いフリーソフトのゲームが、どこどこのサイトでダウンロードできるとか、単に面白い小説サイトがあるとか、仲の良い生徒間で毎晩盛り上がっているチャットサイトのURLを共有するとか、色々ありました。パソコンを嫌うほど、PC知識が皆無だった生徒が12年生になるころにはウェブサイトを作ることに熱中していたという実例もあります。



寮内はLAN回線があるので、ゲームでネット対戦を1日中しているグループもありました。疲れたら、待機している別の友達と交代しているので、終日フル稼働だったりします。期末試験が終わった直後の解放された時に見られる光景ですね。





3.思い出の共有

今でこそ、SNSが発達していますが、当時は mixi すらない時代でした。そんな時代に女子同士でやっていことを紹介します。



女の子って友達にフォトアルバムをプレゼントしたりしますが、ほぼ全員がパソコンを持っていたので、記念フロッピーディスクを誕生日にプレゼントしたりしました。



撮りためたデジカメ写真や、メッセージを書き込んで、最後にフロッピーにイラストを描いて、シールを貼ってプレゼントします。



ただ、残念ながら、今となってはフロッピー対応のパソコンが手元になく、高校時代の思い出を開けないという難問に直面している同級生も多いです m(。・ε・。)m




フロッピーの件は、当時のエピソードですが、寮内で SNS やメールを使ってコミュニケーションをとる機会は多いです。日本の高校生はスマホに依存する割合が高いため、パソコンに慣れていない場合が多いですが、ニューヨーク校の生徒は、デスクトップパソコンで高速でキーボードを操作して、意思の疎通をすることが可能です。



このスキルは情報処理と事務処理に役立ちます。正直、社会人になってから覚えるのでは遅いスキルなので、大学に進学する前に身につけられるのは大きな強みです。



総括すると、勉強、遊び、コミュニケーションの面でパソコンを使う場面が多いため、ITリテラシーが鍛えらえるということです。遊びでパソコンを使っているだけでは、ないからね ( ̄ω ̄;)




ではでは (* ̄▽ ̄)ノ~~ マタネー♪







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