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慶應ニューヨーク学院 卒業生のブログ

慶應ニューヨーク学院についての情報がネット上で少ないと感じ、本ブログを立ち上げました。間違った情報を是正し、美辞麗句なしの内容を心掛けています。

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アメリカの中学生・高校生が読んでいる本 その1





こんにちは、管理人のブラウンです。



2001年度より、慶應ニューヨーク学院は受験資格を拡大し、日本からの受験生を受け入れるようになりました。そのため日本語が得意な学生と、英語が得意な学生の人数バランスが一気に「日本語派」に偏ることになったという経緯があります。



本日は、英語力に不安を抱える受験生のために、アメリカの同年代の中学生たちが授業で読んでいる本を紹介いたします。(後の記事で高校生が読む本も紹介予定です)



これらの本が英語でスラスラと読めるようなら、卒業要件のTOEFL530点以上は取れるでしょうし、初年度から英語の Intermidiate Class(中級クラス)以上に入ることも十分可能だと思います。何より、面接で、英語対策としてアメリカの中学生が読んでいる本を調べて、全て読破しましたというのは、アピールポイントにもなると考えています。私が面接官ならば、どんな本を読んで、その感想も聞きますので、その回答もちゃんと用意しておきましょうね^^




それでは、1冊目は、


The Pearl (Penguin Great Books of the 20th Century)


真珠(日本語版)

The Pearl』は、私はアメリカの現地校で8年生(中学2年生)の時に読んだのを覚えています。当時の私には読むのが難しく、ESLの先生に手伝ってもらいながら、辞書を使って1ページずつ苦労して理解したのを覚えています。

正直、話の内容に対して感動もなかったし、教訓も感じませんでした。今、ストーリーを読み直しても同じ感想を抱いています。ただただ、英語の勉強のために読んだ思い出しかありません。

なぜこの本が長年評価されているのかが、本気で分からないです。なぜかアメリカでは学校で読まれ続けられています。きっと私には理解できない良さがあるはずなので、一度読まれてみてはいかがでしょうか?少なくとも現地のアメリカ人との話のタネにはなるでしょう。





続けて2冊目


One Flew Over the Cuckoo's Nest


カッコーの巣の上で (白水Uブックス192/海外小説 永遠の本棚)

こちらの本は9年生(中学3年)の時に読みました。授業で映画も観たのですが、なかなか面白かったです。アメリカの授業では、活字で作品を読んでから、映画も観て 先生が楽をする 理解を深めるという授業スタイルがよく行われます。多少の違いはあれど、書籍も映像もどちらも良作です。一度読んでおくことをお勧めいたします。

ちなみに英語タイトルに含まれる「Cuckoo」は日本語タイトルの通り「カッコー(鳥)」の意味で間違いではないですが、実際の意味は「バカ」「まぬけ」「クルクルパー」的な意味合いで使われています。

”Cuckoo(クゥークゥー)” 
”クルクルパー”

ちょっと響きが似ているのが面白いなと、当時は考えたりしていました。






最後に3作目


The Catcher in the Rye


ライ麦畑でつかまえて (白水Uブックス)

何年生の時に読んだかは忘れてしまいましたが、日本でも有名な作品ですね。ただ、残念なことに私はあまり好きではありません。嫌いなわけではなく、好きではありません。なぜなら、好きになるポイントがなかったからです。

先日ラジオで本作を「多くのアメリカの高校生たちを感動させた作品」と紹介されていたのですが、まったく共感できませんでした。

感動したという同年代も見たことがありません。私のように作品を理解できない中学生・高校生は多いと思いますので、早めに読んでおくことで少しでも対策しておくと良いかもしれません。




以上、3作品のノベルを紹介させて頂きました。時代背景や、文化の違いで理解ができない箇所が多い思いますので、分からない事は学校の英語の先生に質問するのが良いと思います。

歴史や文化背景が分からない人に質問すると、的外れなアドバイスをもらう可能性が高いので、アメリカで育った英語教師が質問する相手としては適任かと思います。

まだまだ紹介したい書籍はありますので、また紹介する予定です^^




マタネッ(*^-゚)/~Bye♪











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GPAについての説明




アメリカの高校では一般的にGPA(Grade Point Average)という成績算出方法が使われることが多いです。日本でも一部の大学が取り入れ始めている仕組でもありますので、聞いたことがある方も増えているかもしれませんね。ちなみに日本語ではGPAのことを「学業平均値」と呼ぶそうです。私も初めて知りました (゚ω゚)ノ ハィ


慶應ニューヨーク学院でも、GPAでの評価が利用されています。そして、その数値で多くの生徒が一喜一憂するのです。その理由は、、、、






留年がかかっているからです。







簡単にGPAの説明をいたしますと、
全ての教科でA+の評価をとると、GPAは4.00となります。GPA4.00は仕組上、獲得できる最高点となります(Advance Class を履修していると4.00を超えることもあります)。そして、全ての教科の平均成績がBだった場合は、GPA3.00となります。

学校による違いはあれど、一般的にはGPAが3.00を超えると優秀とされています。ニューヨーク校でも、GPAが3.00を超えた生徒は Honor Roll(優秀者名簿)に名前が載り、表彰されます。

そして、GPA2.00(C-平均)を下回ると、慶應ニューヨーク校では留年となります。数値による足切りラインがあるので、温情関係なく留年となる仕組です。厳しくもフェアでもある決まりですね。

成績の良い生徒達は、学部推薦の優先順位や、Honor Roll に名前が載ることを目指し努力しますが、成績下位者はGPA2.00の壁を下回らないように、必死に勉強しているのが、大まかなニューヨーク校の縮図です。




ニューヨーク校では、毎年平均1,2名が成績不良が原因で留年しています(1学年100~110名程)。慶應ニューヨーク学院の授業の大きな特徴は7割の授業が英語で行われていることです。そのため、英語が苦手な生徒の場合、ちゃんと先生の話していることや教科書に書かれていることを理解するには、頭の中での翻訳作業が必要となります。

これが日本語での授業ならば、なんとなく授業を聞いているだけで頭に入ったであろう内容も、翻訳作業が必要となる分、授業中に求められる集中力が高くなるのです。

正直、全ての授業が日本語で行われていれば、授業を聞いているだけで、留年はしないくらいの成績ならば、とれる生徒は多いと思います。しかし前述の翻訳作業が必要な分、ちょっとしたサボりや、集中力の欠如が成績を大幅に下げる原因となりうるのです。




すべての成績は、国語力で9割決まる!―たった5分の言葉がけで、子どもがひとりで勉強しだす秘密―



GPAについての続きです。
各授業の成績は、「A+」から「F」までの13段階評価となります。具体的には、

A+ 98点~100点
A  94~97
A- 90~93
B+ 87~89
B  83~86
B- 80~82
C+ 77~79
C  73~76
C- 70~72
D+ 67~69
D  63~66
D- 60~62
F  0~59(単位が取れない)

といった具合で各科目の評語が付けられるのです。



英語や数学の授業には Advance Class(上級クラス)や Elementary Class(初級クラス)があり、同じ評語でも、Advance Class の方が高く評価されたりもします。それを加味した評語別のGPAは以下の通りになります。





各科目での評語を元にGPAは算出されます。




GPAの算出方法
科目1の評語GPA×コマ数(クレジット数)+ 科目2の評語GPA×コマ数 + 科目3の~ +科目4のと続けて行き、その合計値を総コマ数(総履修クレジット数)で割って算出します。



例えば週5回ある国語の成績がAで、週2回ある美術の成績がCだとします。

科目1(国語
3.75 × 5 = 18.75

科目2(美術)
2.25 × 2 = 4.50


科目1科目2)÷ 総クレジット数 = GPA

(18.75 + 4.50)÷ 7 ≒ 3.32

本来ならば全科目の数値から算出するのですが、上記の2つの科目のみで算出した場合、GPAは3.32となります。


生徒達は自分の成績をシミュレーションして、留年しないかを計算したりする光景は年度末によく見られましたねw




1日10分の「音読」で国語の成績は必ず上がる!



最後に、幾つかの補足情報を紹介します。

・基本的に全授業はクラスの平均がB-(約80点)になるようにテスト等の難度設定がされています(現在も同じかどうかは不明)。

・どんなにGPAが高くても F の成績が2つ以上あると、留年となります。

・前期のGPAが2.00を下回っても、留年確定にはなりません。後期の成績は、前期と後期の成績の平均で算出されます。なので、前期のGPAが1.50でも、後期のみで2.50の成績ならば、平均して2.00が最終的なGPAとなります。



以上がGPAについての説明となります。
何かの役にたてば幸いです。


(^0^)/~~see you again








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成績の悪い生徒の特長 最初から悪いのか or 突然悪くなるのか?





前回の記事で扱った、「慶應NY校で成績トップの生徒の特長がもはやチートレベル!」 の別バージョンとして、今回は、成績の悪い生徒の特長について触れます。

成績が芳しくない生徒は「最初から成績が悪いのか or 突然悪くなるのか?」についてですが、どちらのケースも存在します。どちらかと言えば、最初から成績が悪いことの方が多いように感じます。

本日はこの両パターンの生徒の特長をご紹介いたします。

なお、ここで触れる成績の悪い生徒とは、具体的には「留年する可能性がある生徒」「留年がほぼ確定的な生徒」を指します。GPAでいうと、2.3未満の水準をイメージください。

GPA(Grade Point Average)と聞いて、馴染みのない方も多いと思いますので、簡単な目安を以下に用意しました、参考にお願いいたします。

※GPAの目安(実際はもっと細分化された算出方法になります)
全ての教科でA+の成績 4.00
全ての教科でB の成績 3.00
全ての教科でC-の成績 2.00
全ての教科でD-の成績 1.25

D-(Dマイナス)より下の成績はFとなります。
F(Fail)ランクの成績は単位が取れないことを意味します。
Eランクはありません。
2.00未満のGPAは留年となります。
GPAが2.00以上でも、Fの教科が2つあると留年になります。
2回留年すると、退学となります。




以上のことから、GPA2.30の生徒とは、C付近の生徒を指すことが分かります。GPAに関しては別の機会にまた詳しく解説いたしますね。(^^)



それでは、本題に入ります。



元々成績が悪い生徒の特長

入学してみたけど、周りの生徒よりもあからさまに成績が悪い。なぜなのか?


よくある特長としては、英語が苦手というものがあります。


授業の7割が英語で行われますので、全ての授業が辞書で単語を調べながらの後手後手の受講になります。先生の言うことや、教科書の内容を瞬時に理解できないので、要所要所で先生に質問ができなくなります。このハンデは大きいです。

しかも英語で質問をしなければいけないので、考えを英語で伝えられないと、求める答えがいただけないこともあるでしょう。

こういったことが、多くの授業で発生するとストレスとなり、生徒の中には勉強する意欲そのものを砕かれてしまう人もいます。ギリギリ進級できればいいやと、最低限の勉強しか行わなくなるのです。



英語と日本語、両方がそこそこできるのに、成績は振るわない生徒もいます。



よくある原因としては、「試験慣れしていない」というケースです。今までの学校では、中間試験や期末試験といったものが無く、試験勉強をするという習慣が身についていないのです。

国や学校によりますが、世界の中学校で試験期間というものが存在しない学校は多いです。高校生になって試験期間に対してどのように対応しなければいけないのかを自力で覚える必要があるのですが、とくに覚えることなく試験期間を迎えてしまうのです。

普通に考えれば初年度の最初の試験期間で、嫌でも対応方法は覚えると思いますし、仮に最初の試験で悪い点を取っても、次回は頑張ろうと盛り返す努力をすると考えますが、なぜかそうは行きません。

最初につまづいて、そのまま転げ落ちる人や、進級ギリギリの勉強しかしない(出来ない)方になることが多いのです。

原因は分かりませんが、もしお子さんが試験慣れしていない場合、何かしらの対策を入学前にしておいた方がいいかもしれませんね。結局、マメに毎日勉強できる人が平均以上の成績をとるのですから。

覚えてほしいのは、受験勉強と学校の勉強は違うものだということです。受験対策で習得した、論文対策、面接対策、英語の語彙力だけでは、成績は伸びません。しかも勉強は親の監視下にない場所で、生徒自らの意思で行う必要があるのが大きな違いなのです。



遊びに夢中になって、勉強しなくなるケース

慶應ニューヨーク校に入学する生徒は、入学時点の学力に大きな開きがあることが、しばしばあります。そのため、ほとんど勉強しなくても平均以上の成績がとれる生徒もいます。

そんな友達と同じペースで遊んでしまうと、自分の勉強時間が足りなくなることは予想できますよね。そういう友達はむしろ、勉強を教えてもらうようにすることをお勧めします。教わる方は多くを吸収できるでしょうし、教える方はさらに学力がアップするので win-win の関係が作れます^^





後から成績が悪くなる生徒の特長

初年度は成績が良かったのに、何かを機に成績が急に悪くなるパターンです。ニューヨーク校に限らず、こういう生徒ってどこの学校にも一定数いると思います。

何かしらの原因から勉強効率が悪くなることが原因なのですが、それはストレスであるかもしれませんし、勉強以外の何かに夢中になっている可能性もあります。



最も大きいストレス要因は人間関係でしょう。

・クラスメイトとの人間関係
・ルームメイトとの人間関係
・部活での人間関係
・先輩、後輩との人間関係
・彼氏、彼女との人間関係
・家族との人間関係


色々と考えられますね。
ほとんどの生徒はルームメイトや仲の良い友達と相談することが多いですが、本当に困った時には、信頼できる先生や、カウンセラーに相談することをお勧めします。保険の先生や図書室の書士の先生に相談する生徒もいますよ。




勉強以外に夢中になるものとしては、

・彼氏、彼女ができた
・お喋りが止まらない、止められない
・ゲームに熱中している
・部活に夢中

といったケースが考えられます。




上記のどれが原因であろうと、生徒は最終的には自力で何とかするしかありません。基礎能力が不足している訳ではないので、立ち直りさえすれば、挽回は十分可能です。



私個人の考えとしては、
何かの原因で成績が下がっている時期とは、「学校以外の何かを学習している(レッスンを受けている)期間」なのだと思います。



高校生活中は、勉強以外に多くのことを学習する必要があります。人間関係を構築・修復する経験は何歳になっても役に立つでしょうし、友人や恋人と過ごす掛けがえのない時間は、言うまでもなく貴重です。



問題は、そこにどっぷりとハマりすぎて、学業が疎かになってしまうこと。これだけなのです。私のアドバイスは、子どもと上記のようなケースが起きうることを、事前に親子で話し合っておくことです。



事前に話し合わずに、

「成績が下がったじゃない、なにやってんの!」

と叱るのと、

「入学前に話し合ったよね、こういう時期が来ることがあるかもしれないって。どうすれば両立できると思う?」と答えを自分で出させるのでは、どちらが効果的でしょうか?



私は後者だと信じています。



何かの参考になれば幸いです。



see you again.....(/_・、)/~~








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慶應NY校で成績トップクラスの生徒の特長がもはやチートレベル!





ほとんどの学校には成績評価があり、学校の職員室には成績を順位付けしたデータが存在します。



慶應NY校では、成績や内申点などの総合評価が高い生徒から順に志望学部への推薦をだすので、成績が高いほど、志望学部への進学ができる確率が高まることになります。



英語の授業が7割の慶應NY校では、どんな生徒がトップクラスの成績を修めているのかを考えてみました。




高成績者の特長その1.
英語と日本語の両方が高いレベルで扱える




授業の多くが英語ではあるため、英語が出来る生徒の方が有利に感じられますが、そんなことはありません。英語系の授業では高成績でも、国語や日本史の成績が壊滅的な生徒も存在します。



例えば、
現代国語の授業では、漢字テストを年4回、全学年を対象に行うのですが、日本語が苦手な生徒にとっては鬼門でした。80点以上を取らないと何度でも追試となり、追試の場合は八掛けの成績となります(追試で100点をとっても80点の扱いとなる)。



日本史の授業も、テストの設問は漢字で記入しないと減点されます。



なので、「聖徳太子」を「しょうとくたいし」とテストで記入しても部分点しか獲得できません。



基本、漢字の読み書きが出来ないと、平均以上の点数はとれないことが分かります。



全授業の3割が日本語だと考えると、3割の授業での成績が平均以下になると、とてもトップクラスとは言えないことは、なんとなく分かりますよね。





逆に日本語が得意で、英語が苦手な生徒はどうでしょうか?





まず、



電子辞書がないと、授業はチンプンカンプンになります。特に専門用語が多い授業は地獄です。




具体的には、

World History(世界史)
US History(アメリカ史・アメリカの公民)
Chemistory(科学)
Biology(生物)
Physics(物理)



がもう嫌で嫌で、しょうがなかったです。



私が覚えているエピソードとしては、世界史の授業で、毛沢東が英語表記で、Mao Zedong と書いてあったことで、混乱させられました。



「マオジードング?」 変な名前だな、となります。



第一印象で意味不明な固有名詞が出ると、理解するのに時間がかかるのです。



これが「毛沢東」のように、聞いたことがある名前ならば、「聞いたことあるー!」と頭にすんなり入り、理解がしやすくなりますが、英語だと混乱するのです。



こんなことが1日20回以上は発生すると思ってください。ストレスにもなりますし、学習効率も鈍くなります。最初から得意言語で学習できれば、他の勉強もできるのに、、、、





高成績者の特長その2.
Advance Class (上級クラス) を履修している




慶應NY校の一部の授業はレベル分けがされています、例えば英語の授業は、



Advance (上級)
Intermidiate(中級),
Biginner(初級)



の3段階に分けられ、生徒の語学レベルに応じて振り分けがされます。



当然、Advance Class 程、授業内容は難しくなるのですが、メリットもあります。



慶應NY校は、GPAによる評価がされます。最高点が4.0になるのですが、Advance Class で最高評価のA+の成績を修めると、4.5相当として評価がされるのです。Intermidiate だと、同じA+でも4.0、Biginner だと、3.5となります。



入学時点で Advance Class を履修している生徒は、12年生までずっと Advance Class で居続けいることが多いですが、Biginner Class の生徒が12年生までに Advance Class にまで上がるケースはほぼありません。あるとすれば、よほどの努力をしたのか、それとも初年度のクラス振り分けに誤りがあったかです。



こういった、Advance (上級), Intermidiate(中級), Biginner(初級) の3段階に分けられる教科は複数あります。私が記憶している限りでは、「英語」「数学」「第2外国語(たしか、Intermidiate と Biginner の2段階だったと思います)」、あと他にも第2外国語の授業を履修するのではなく、「日本語」「Language Arts」 といった、日本語や英語の補修のような授業を受講することになる生徒もいます。これらの授業もBigginer Class 扱いだったと記憶しています。



入学してから3年間ずっと、Advance Class の人達が、トップクラスの成績が取りやすい環境となっています。最も、英語はAdvance だけど、日本語は Intermidiate といった片方の言語のみが Advance というケースがトップ勢にも多いように見えました。



大学の推薦に関わる、最終成績評価は「10年生~12年生」の期間で算出されるので、初年度から Advance Class に身を置けるかが重要となるのです。つまり、入学時点での語学力によって、すでに学年トップがとれるかは、ある程度決まってしまっているとも言えます。



ついでに言うと、入学時点で、英語、日本語だけでなく、フランス語やスペイン語まで話せる生徒もいました(例えばメキシコやフランス育ちの帰国子女など)。こういう方になると、第2外国語の授業も、片手間でA評価が取れるので、もはやスペイン語やフランスの授業は、他の授業の内職をする時間になります。 





日本語が中レベル、英語が中の下レベル、第2外国語は習ったことがないレベルの私にとっては、「どんだけチート性能なんだよお前ら!」と言いたくなるような環境でした。 ( ̄Д ̄;)




まとめると、10年生~12年生の総合成績でトップクラスを取る方法は、

・Advance Class を履修して、高成績を修める
・Biginner Class には属さない
・初年度から第2外国語を履修している
・日本語は、漢字に強い


これらが最低条件となります。



実際に成績トップになるには、体育や美術or音楽の授業でも高成績を修める必要があるので、その対策も必要となります。(これについては、いつか記事にしたいと考えています)



いやはや、毎年1人か2人しか推薦枠のない医学部に進学する生徒って凄いですね。元々、医学部志望ではない私には分からないことですが、僅差で医学部の推薦がとれなかった生徒って悔しい気持ちもあったと思います。



でも、12年生になるころには、ある程度トップは誰になるかは予測が立つので、あきらめて最後の1年間は遊んじゃう生徒も存在するんですけどね。



ちなみに医学部を諦めた生徒は、理工学部に進学することが多いようです。




ではでは (* ̄▽ ̄)ノ~~ マタネー♪









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