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慶應ニューヨーク学院 卒業生のブログ

慶應ニューヨーク学院についての情報がネット上で少ないと感じ、本ブログを立ち上げました。間違った情報を是正し、美辞麗句なしの内容を心掛けています。

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暴力事件について。何があっても手を出さない。拳を振るうことを我慢できる大人になれる?




慶應ニューヨーク学院は、暴力に対するペナルティは非常に厳しいです。親元から預かっている生徒に、危害を加える存在に対しては容赦ない対応をします。



入学前のプリエントリー中に、これに関する説明は再三され、学院の先輩からも「何があっても手を出すな」と教え込まれます。



実際に暴力事件を起こす生徒は、毎年学校に1人いたりするのですが、どんなに甘い処分でも停学で、退学になることの方が多いと感じています。



ちなみにニューヨーク校で停学になることは、寮の部屋で謹慎になるのではなく、親の元での謹慎です。そして実家で毎日反省文を学校に提出することになります。



なので、日本に実家がある場合は、往復の飛行機代などが必要となります。親からしてみれば、「子供の不祥事のために10万円以上の飛行機代と、不名誉な停学を身内にどう説明するかを悩まされ、何より子供本人とどのように向き合えばいいのかという不安」を味わうことになるのです。



停学中の生徒にとっては、授業の遅れを取り戻すのも大変です。出席日数もギリギリになるので、停学になると残りの年度はすごく切迫した学院生活となります。さらに停学明けに、友人たちがどのように受け入れてくれるのかという不安もあるでしょう。人間関係については、本人のその後の身の振り方しだいになります。



尚、退学になると、どこか別の高校の編入試験を受けられないかを探すようですが、詳細は分かりません。学院が退学理由をどこまで編入先と共有しているのかも分かりませんので、それによって編入理由を面接でどのように説明するかも変わってくるでしょう。



学費に関しては当然、それまで費やしてきたものがパーとなります。大学への推薦もなくなります。仮に9年生から入学して、12年生の最後の方で退学になった場合は、1000万円以上の損害を家計に与えることになります。いやはや笑えないですね。。。



ただ、噂で聞く限りでは12年生に対しては処罰が甘くなることもあるらしく、なんとか卒業できるように善処してくれるらしいです???



あくまで噂なので、決して鵜呑みにはしないでくださいね。



繰り返しになりますが、暴力に対する処罰が非常に重いことは全生徒が知っています。そして高い学費を親が負担してくれていることも知っています。高校生が3,4年も共同生活をしていれば、「イライラして、ムカムカして、憎くて、嫉妬して、仕返しがしたくて、納得いかなくて、大切な価値を馬鹿にされて」などの理由から相手を殴りたくなることもあるでしょう。



おそらく、大半の生徒は在学中に1度はそんな緊迫した状況になったことはあると思います。でも、99%の学生は拳を下げます。どうなるか分かっているので、我慢できるです。自分だけでなく周りにも迷惑をかけることになるので、我慢できるのだと思います。とても偉いことだと思います。



寮の部屋で、まさに喧嘩になりそうな場面は目の当たりにしていますが、お互いの髪の毛を引っ張り合うところで止まっていました。見ていた友人は、「手だけは出すなよ!」と喧嘩中の2人に言っていたのが印象的でした。



私が知っている範囲での暴力事件ですが、喧嘩によるものが全てです。いじめ等による一方的な暴力事件については在学中にはみたことがありません(私の在学中の先輩・後輩の学年を含む)。



こんな背景で、血気盛んな思春期を過ごすので、忍耐と我慢が身に付きます。人のための拳を止めることができる大人に成長しやすい環境でもあると思っています。「暴力=最低の行為」という図式が自然と刻まれるのかましれませんね。拡大解釈すると「ペンは剣よりも強し」という考えにも繋がってくるかもしれません。実際、弁の立つ生徒は慶應ニューヨーク学院には多いようにもかんじますしね。



トータルで見て、暴力事件はほぼない学校だと思ってOKだと私は保証します。



ではでは (⌒∇⌒)ノ""マタネー!!






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親の金と子供の金は別物





本日のブログは、巷でよくある噂の一つ、『慶應ニューヨーク校の生徒はとんでもなくお金持ちで、小遣いを毎月使いまくっている』という内容について考えてみました。


どこからが「毎月、小遣いを使いまくっている生徒」なのかについてですが、そのボーダーラインについては、個々の判断にお任せすることを、ご了承ください。


さて、実際NY校の生徒は小遣いをとんでもなくもらっているかについてですが。それは「親の金と子供の金が別物」というのが答えとなります。



たしかに、保護者は富裕層や、準富裕層と言われる方が多いです。ただ、年400~600万円(為替レートによって変動)の学費が出せて、さらに子どもに湯水のごとくお小遣いをあげられる親は、限られています。



そもそも、
親が裕福なら、子どもにお金をたくさん渡しているだろうと考えるのが間違えであって、多くのお金を渡すことが教育上よくないと考える保護者は多いです。



ちなみに私は、1年間(夏休みや冬休みを除くと8,9ヶ月)で約1200ドルをもらっていました。1ヶ月13000円前後の金額になります。夏休みに日本に帰国するので、空港から実家までの電車賃等もここから捻出しますので、実際に使える金額はもっと少ないです。尚、携帯電話は持っていません。

主な出費は以下のようなものです。
・散髪代(美容室)
・被服費(洋服代)
・制服のドライクリーニング代
・コインランドリーの使用料(洗濯機と乾燥機)
・書籍代
・日用品(シャンプー、歯磨き粉など)
・部活用品
・部活やクラス等でチームTシャツを作るなど
・部活のシーズン後に、チームの食事会の参加費
・購買で購入するジュースやお菓子
・街に買物に行ったりする際の交通費や外食代
・たまに友達とピザや中華料理の出前をとる
・友達や先生へのプレゼント(お祝い、お見舞い、謝恩会的な出費)
・夏休み中、寮の部屋の荷物を業者に預けるための段ボールやガムテープの購入費
・遠足や修学旅行での食事代、お土産代、娯楽費


10分ほど考えましたが、これ以上は思いつきませんでした。



そもそも、
学校がニューヨーク州のど田舎にあるので、周りに遊ぶ場所がありません。寮のルールで、車も自転車も所有できないので、遠出するにはバスかタクシーを利用するしかなく、遊ぶ=遠出するになります。(スケボーやローラーブレードは所有できるので、それで遠出する強者もいましたが、、)



学校の帰り道に、ファミレスやカラオケに行くような体験は、したくてもできないのが、ニューヨーク校です。だって、寮の先生が「スーパーに買い物に行くけど、(車に)乗ってく?」と誘われただけで、大喜びして乗っていましたからね。そんくらい、田舎なんです。



購買も1週間に1度しかやっていないので、日用品がすぐに欲しい場合はキャンパスの隣に、まったく関係のない大学があるので、そこの売店に行っていました。



私個人に限っての話になりますが、
1年を通して何かしらの部活に参加していたので、週末に出かけることがほとんどなかったので、同級生の中では出費は少ない方だったと思います。



しかし実際問題、お金を使いまくる生徒もいます。毎月ATMから10万円までおろせる口座を親が用意していて、毎月のようにアクセサリーや洋服を買いあさっているような生徒はどの学年にもいました。



両極端なケースですが、
社会人になってから保護者の目線で思うことは、「ある程度のお金を子どもに持たせるからには、色々な事に進んで体験できるように行動してほしい」ということです。

せっかく貴重な高校時代を海外で過ごしているのだから、日本では体験できないことに積極的に挑戦してほしいと思う保護者は多いのではないでしょうか?

私の場合、現金の出費は抑えていましたが、色々な部活に参加していたので、親は多額の部費を払ってくれていたと思います。お陰で私は部費に見合うだけの経験はできたと思っています。

お小遣いを毎月10万円もらっていたとしても、
毎週末、マンハッタンのメトロポリタン美術館に芸術鑑賞に行って、現地で色々な方と交流するための資金としてつかっているのだとしたら、ただ遊びに使われるよりも価値があるように感じられませんか?



私は衝動買いのように毎月10万円を使うくらいなら、小遣いは渡す必要はないと考えています。

学校は生徒のお金の使い方に口出しすることはありません。親の監視下にない以上、誰もお金の使い方について子どもを指導できない環境なのです。そんな環境下で、子どもに分不相応な大金を渡すのは間違っていると思います。



安全のために大金を持たせている親もいるかもしれませんが、大金を持っていること事態が危険であることも忘れないでください。



某サイトをみたら、近年の慶應ニューヨーク生は毎月平均400~500ドルの出費をしているとありましたが、何にそんなに使っているのが不思議です。



お金をたくさん使える同級生を見て、妬ましく思うことも当時はありましたが、その経験のおかげで、自分に不釣り合いな、高い生活レベルの暮らしをせずに生きていられています。



離れた土地で生活する子に対して、親ができるサポートは限られていますし、直接、子供に教育できる機会も少ないです。お子様に現金をどれだけ持たせるかは、親がコントロールできる数少ない教育要素の一つだと考えてみてはいかがでしょうか?

渡す金額によって子どもの将来は、良くもなるし、悪くもなります。どうか、子どもが間違った成長をとげない金額設定ができるように、よくよくお考えください。



マタネッ(^ー^)ノ~~Bye-Bye!








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慶應ニューヨーク学院 寮の罰則について





慶應ニューヨーク学院の大部分の学生は寮で生活をしています。
そして寮生活には当然ルールがあります。



それを守らないと、外出禁止にされたり、軽作業の手伝いをさせられたり、最悪、寮から追い出されます。



どんなことをすると、罰を受けるのか?
例えば、
・消灯時間前の夜の点呼時に部屋にいなかったり、
・キャンパス外に外出した時に虚偽の行き先を申告をしたり、
・門限までに外出先から戻ってこなかったりするケースがあります。



私は夜の点呼に遅れたことがあったので、キャンパスから2週間外出できないというペナルティ(Campus Grounded)を受けたことがあります(たしか2回遅れると、罰の対象になったと記憶しています)。



元々そんなに外出する方ではなかったので、2週間の外出禁止なんて、大したことないだろうと舐めていたのですが、大きな問題が後に生じました。



なんと、部活の試合の日が、外出禁止の期間と重なったのです。ホームゲームなら問題なかったのですが、アウェイゲームだったため、試合会場にも行けず、学校に残り1人、筋トレを課せられました。試合後の話題にも入れず、寂しい思いをしたのを覚えています (´_`。)グスン



他の生徒のケースだと、水泳部の練習場が別の学校のプールを借りていたため、ペナルティ期間中は練習に参加ができなかったという話も聞いたことがあります。アメリカの部活はシーズン制なので、約3か月のシーズン中に2週間も全体練習や試合に参加できないのは辛いですよね。



罰則がもっと厳しいものになると、寮の部屋から外出禁止(Room Grounded)になります。部屋と校舎の往復は問題ありませんが、保健室やカフェテリアの利用時には寮の先生に申告してからでないと行けません。

トイレや寮の設備は使えますが、原則部屋にいなければいけないので、ラウンジで友達とお喋りもできません。他の部屋にもいけないし、自分の部屋に入れるのはルームメイトのみです。抜き打ちで部屋にちゃんといるかを寮の先生にチェックもされます。



この罰が適用されるのは、校則を破った生徒の「停学や退学などの処分内容を検討中に課せられる」ことが多いそうです。停学や退学になる生徒は、暴力行為や犯罪行為などがの不祥事が関係することが多いので、そういった生徒が、他の生徒に悪影響を与えないようにするための罰則でもあるのだと思います。



その1人の迷惑行為のために、残り400名以上の生徒に悪影響が生じないようにするための良いルールだと私は思います。学校は親元から子供を預かっているので、生徒の安全を確保する責任があります。問題児を監視下に置くことで、生徒の安全を確保しているのだと考えています。



最後に、外出禁止以外に何か軽作業をする罰則があると書きはしましたが、その罰則を受けたことがないので、ちょっと内容は分かりません。たぶん、寮の事務作業の手伝い(郵便物を部屋番号別に振り分ける等)といったものだと思われます。この内容については、あまり自信がありませんので、まちがっていたらごめんなさいね。



ではでは (⌒∇⌒)ノ""マタネー!!








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シアターデー(Theater Day)

  

こんにちは、ブラウンです。



慶應ニューヨーク学院の遠足について紹介いたします。
私が在学時(多分まだ続いている)、毎年必ず「シアターデー(Theater Day)」というものがありました。



これは、マンハッタンのブロードウェイにミュージカルを観に行くという遠足で、学年ごとに観に行く内容も違います。



私の記憶では、
レ・ミゼラブルや、ミス・サイゴンといった王道ミュージカルだったのを覚えていますが、年度によって変化もあるかもしれません。



アメリカの学校では、遠足でミュージカルを観に行くことは珍しいことではありません。ミュージカルを観に行く数週間前から授業で原作本を勉強してから観劇するのです。



例えば、『ロミオとジュリエット』の演劇を観に行く場合、その作品について英語の授業で学習します。こうすることで、『ロミオとジュリエット』を読むだけでなく、観て学習もできるようになり、理解が深まるという仕組みです。



学習の段取りとしては、素晴らしい取り組みですが、正直な話、英語が堪能でなかった私のような生徒には、ミュージカルは「???」な時間でした。事前に勉強しているといっても、英語が苦手で、そこまで真剣に事前勉強をしていない人にとっては、あまり楽しい遠足ではなかったのです。。。



もちろん、ミュージカル好きにとっては、エキサイティングな体験であったことは言う間でもありませんが、



例えば、放送部の友達などは、劇場の音響施設、照明施設にずっと感動して、ミュージカルにはまったく興味を示していませんでしたし、観劇中に寝ている生徒は男女関係なく多かったです。目が覚めた時にはクライマックスを過ぎていて、ストーリーの流れが分からなくなるのは、よくある話です。



帰りのバスでの会話は、

「オレ、OOのシーンで意識とんだ」
「OOのシーンで(睡魔の)限界だった」

こんなものです ( ̄▽ ̄)。o0○ ポアン




そもそも、
シェイクスピアやミュージカルに興味を持つ高校生は少数派だと思うので、眠ったりするのは学生らしい反応といえば、そうなのだと思います。アメリカ現地の中学や高校の生徒も似たようなものですしね ( ̄ω ̄;)



保護者が、こんな話を聞くと、『せっかくのブロードウェイなのに、何寝てんのよ!』と感じるかもしれませんが、これが現実です。



『学校が生徒に興味をもってもらえるような取り組みが足りないから、生徒が寝るんだ!』という意見があるかもしれませんが、授業で事前勉強するのことで十分だと思います。



なぜなら、
高校生にとって興味の対象はミュージカルだけでなく、部活や恋愛や数学や歴史や音楽やアニメなど多岐に渡るのだから、ミュージカルに必ず興味を示すような教育は過剰です。そもそも慶應は音大でも美大でもないわけなので、授業で軽く触れて、ミュージカルを観るのが適度なのだと私は考えています。



最後に、
なんだかんだで、遠足は外出できるので多くの方にとって楽しいものでした。ただし翌日に小テストが控えている生徒にとっては長時間拘束されるのは「勘弁してよ」という時間でもありました。移動のバスの中で教科書やノートを広げる光景も珍しくありません。



あと、
NY校の教員にとってのシアターデーですが、毎年同じミュージカルを観に行くので、三回目くらいから、「さすがにちょっと、、、」となるようです。某先生が愚痴ってたのを覚えています。



ではでは (⌒∇⌒)ノ""マタネー!!








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