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慶應ニューヨーク学院 卒業生のブログ

慶應ニューヨーク学院についての情報がネット上で少ないと感じ、本ブログを立ち上げました。間違った情報を是正し、美辞麗句なしの内容を心掛けています。

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慶應NY校で成績トップクラスの生徒の特長がもはやチートレベル!





ほとんどの学校には成績評価があり、学校の職員室には成績を順位付けしたデータが存在します。



慶應NY校では、成績や内申点などの総合評価が高い生徒から順に志望学部への推薦をだすので、成績が高いほど、志望学部への進学ができる確率が高まることになります。



英語の授業が7割の慶應NY校では、どんな生徒がトップクラスの成績を修めているのかを考えてみました。




高成績者の特長その1.
英語と日本語の両方が高いレベルで扱える




授業の多くが英語ではあるため、英語が出来る生徒の方が有利に感じられますが、そんなことはありません。英語系の授業では高成績でも、国語や日本史の成績が壊滅的な生徒も存在します。



例えば、
現代国語の授業では、漢字テストを年4回、全学年を対象に行うのですが、日本語が苦手な生徒にとっては鬼門でした。80点以上を取らないと何度でも追試となり、追試の場合は八掛けの成績となります(追試で100点をとっても80点の扱いとなる)。



日本史の授業も、テストの設問は漢字で記入しないと減点されます。



なので、「聖徳太子」を「しょうとくたいし」とテストで記入しても部分点しか獲得できません。



基本、漢字の読み書きが出来ないと、平均以上の点数はとれないことが分かります。



全授業の3割が日本語だと考えると、3割の授業での成績が平均以下になると、とてもトップクラスとは言えないことは、なんとなく分かりますよね。





逆に日本語が得意で、英語が苦手な生徒はどうでしょうか?





まず、



電子辞書がないと、授業はチンプンカンプンになります。特に専門用語が多い授業は地獄です。




具体的には、

World History(世界史)
US History(アメリカ史・アメリカの公民)
Chemistory(科学)
Biology(生物)
Physics(物理)



がもう嫌で嫌で、しょうがなかったです。



私が覚えているエピソードとしては、世界史の授業で、毛沢東が英語表記で、Mao Zedong と書いてあったことで、混乱させられました。



「マオジードング?」 変な名前だな、となります。



第一印象で意味不明な固有名詞が出ると、理解するのに時間がかかるのです。



これが「毛沢東」のように、聞いたことがある名前ならば、「聞いたことあるー!」と頭にすんなり入り、理解がしやすくなりますが、英語だと混乱するのです。



こんなことが1日20回以上は発生すると思ってください。ストレスにもなりますし、学習効率も鈍くなります。最初から得意言語で学習できれば、他の勉強もできるのに、、、、





高成績者の特長その2.
Advance Class (上級クラス) を履修している




慶應NY校の一部の授業はレベル分けがされています、例えば英語の授業は、



Advance (上級)
Intermidiate(中級),
Biginner(初級)



の3段階に分けられ、生徒の語学レベルに応じて振り分けがされます。



当然、Advance Class 程、授業内容は難しくなるのですが、メリットもあります。



慶應NY校は、GPAによる評価がされます。最高点が4.0になるのですが、Advance Class で最高評価のA+の成績を修めると、4.5相当として評価がされるのです。Intermidiate だと、同じA+でも4.0、Biginner だと、3.5となります。



入学時点で Advance Class を履修している生徒は、12年生までずっと Advance Class で居続けいることが多いですが、Biginner Class の生徒が12年生までに Advance Class にまで上がるケースはほぼありません。あるとすれば、よほどの努力をしたのか、それとも初年度のクラス振り分けに誤りがあったかです。



こういった、Advance (上級), Intermidiate(中級), Biginner(初級) の3段階に分けられる教科は複数あります。私が記憶している限りでは、「英語」「数学」「第2外国語(たしか、Intermidiate と Biginner の2段階だったと思います)」、あと他にも第2外国語の授業を履修するのではなく、「日本語」「Language Arts」 といった、日本語や英語の補修のような授業を受講することになる生徒もいます。これらの授業もBigginer Class 扱いだったと記憶しています。



入学してから3年間ずっと、Advance Class の人達が、トップクラスの成績が取りやすい環境となっています。最も、英語はAdvance だけど、日本語は Intermidiate といった片方の言語のみが Advance というケースがトップ勢にも多いように見えました。



大学の推薦に関わる、最終成績評価は「10年生~12年生」の期間で算出されるので、初年度から Advance Class に身を置けるかが重要となるのです。つまり、入学時点での語学力によって、すでに学年トップがとれるかは、ある程度決まってしまっているとも言えます。



ついでに言うと、入学時点で、英語、日本語だけでなく、フランス語やスペイン語まで話せる生徒もいました(例えばメキシコやフランス育ちの帰国子女など)。こういう方になると、第2外国語の授業も、片手間でA評価が取れるので、もはやスペイン語やフランスの授業は、他の授業の内職をする時間になります。 





日本語が中レベル、英語が中の下レベル、第2外国語は習ったことがないレベルの私にとっては、「どんだけチート性能なんだよお前ら!」と言いたくなるような環境でした。 ( ̄Д ̄;)




まとめると、10年生~12年生の総合成績でトップクラスを取る方法は、

・Advance Class を履修して、高成績を修める
・Biginner Class には属さない
・初年度から第2外国語を履修している
・日本語は、漢字に強い


これらが最低条件となります。



実際に成績トップになるには、体育や美術or音楽の授業でも高成績を修める必要があるので、その対策も必要となります。(これについては、いつか記事にしたいと考えています)



いやはや、毎年1人か2人しか推薦枠のない医学部に進学する生徒って凄いですね。元々、医学部志望ではない私には分からないことですが、僅差で医学部の推薦がとれなかった生徒って悔しい気持ちもあったと思います。



でも、12年生になるころには、ある程度トップは誰になるかは予測が立つので、あきらめて最後の1年間は遊んじゃう生徒も存在するんですけどね。



ちなみに医学部を諦めた生徒は、理工学部に進学することが多いようです。




ではでは (* ̄▽ ̄)ノ~~ マタネー♪









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慶應ニューヨーク生はパソコンに強い?




先日、以下のような記事を発見しました。

日本の中学生のPC保有率が世界でずば抜けて低いことはどういう結果になるか

https://www.landerblue.co.jp/blog/?p=18478

要約すると、日本の中学生のスマホ保有率は世界標準レベルなのに、自宅のPC保有率は先進国の半分以下。それが後々に、子どもの将来と日本の経済の問題点になりえるという内容です。



なお、PC保有率が低いのが経済的な問題ではないとする根拠として、携帯ゲームの保有率は世界でトップクラスであるため、経済的にPCが買えないということは考えにくいとのことです。



日本の将来については、私のブログの本筋に外れた内容なので一旦、置いておくとして、ニューヨーク校の生徒のPCスキルについて紹介します。



ずばり、ニューヨーク校の生徒は総じて、PCスキルが高い傾向があります。入学前から強い生徒もいますが、ニューヨーク校に入学して強くなったという生徒が多いです。その理由について、ご説明します。




1.レポート(Project や Essay)の提出はPC作成が多い

ニューヨーク校の授業は詰め込み式のものではありません。もちろん暗記が必要な場面も多いですが、基本的な授業の流れは、



通常授業

レポートや小テスト

通常授業

レポートや小テスト

中間試験(期末試験)



これの繰り返しとなります。
なお、音楽、美術、体育などの授業は除きます。



学校のいわゆるレポートは、アメリカではプロジェクト(Project)と呼びます。何をやるかと言えば、例えばアメリカ史(US History)の授業では、ちょうど州知事の選挙期間だったため、生徒を複数のグループに分けて、それぞれに実際の候補者を割り当て、自分の候補者が選挙で当選できるように、各グループがプレゼンを行うというものがありました。



期間は2週間ほどで、パソコンで候補者の情報を集め、州の抱える問題点に対して、どのような対策を計画しているのか、支援団体の数と質、候補者本人のスピーチを紹介したりします。



これは、情報を集めて、その情報を取捨選択して、実際にプレゼンをするという行動が求められます。



なので、パソコンで情報を集められることが、真っ先に求められるスキルとなります。そもそもパソコンが使えないと、授業についていけないのです。



他にも、Essay(作文)の提出がプリントアウトしたものでなければ、受け付けない授業も多いので、文章作成ソフトが使えて、タイピング能力も一定以上ないと、作成は難しいです(尚、パソコンを持っていなくても、パソコン室や図書室でパソコンが使えます)。




2.パソコンで遊びを覚える

どんな職場にも、1人はパソコンや機械に詳しい人がいるように、どの学年にもパソコンに詳しい人がニューヨーク校にもいます。



そして、娯楽の少ない寮生活では、そんなパソコンマニアがブームの火付け役になることも珍しくありません。今でこそ、youtube や ゲームアプリ が豊富にありますが、当時はそういったものは限られていたので、ダウンロードサイトを探すのがそもそも大変だったりします。



面白いフリーソフトのゲームが、どこどこのサイトでダウンロードできるとか、単に面白い小説サイトがあるとか、仲の良い生徒間で毎晩盛り上がっているチャットサイトのURLを共有するとか、色々ありました。パソコンを嫌うほど、PC知識が皆無だった生徒が12年生になるころにはウェブサイトを作ることに熱中していたという実例もあります。



寮内はLAN回線があるので、ゲームでネット対戦を1日中しているグループもありました。疲れたら、待機している別の友達と交代しているので、終日フル稼働だったりします。期末試験が終わった直後の解放された時に見られる光景ですね。





3.思い出の共有

今でこそ、SNSが発達していますが、当時は mixi すらない時代でした。そんな時代に女子同士でやっていことを紹介します。



女の子って友達にフォトアルバムをプレゼントしたりしますが、ほぼ全員がパソコンを持っていたので、記念フロッピーディスクを誕生日にプレゼントしたりしました。



撮りためたデジカメ写真や、メッセージを書き込んで、最後にフロッピーにイラストを描いて、シールを貼ってプレゼントします。



ただ、残念ながら、今となってはフロッピー対応のパソコンが手元になく、高校時代の思い出を開けないという難問に直面している同級生も多いです m(。・ε・。)m




フロッピーの件は、当時のエピソードですが、寮内で SNS やメールを使ってコミュニケーションをとる機会は多いです。日本の高校生はスマホに依存する割合が高いため、パソコンに慣れていない場合が多いですが、ニューヨーク校の生徒は、デスクトップパソコンで高速でキーボードを操作して、意思の疎通をすることが可能です。



このスキルは情報処理と事務処理に役立ちます。正直、社会人になってから覚えるのでは遅いスキルなので、大学に進学する前に身につけられるのは大きな強みです。



総括すると、勉強、遊び、コミュニケーションの面でパソコンを使う場面が多いため、ITリテラシーが鍛えらえるということです。遊びでパソコンを使っているだけでは、ないからね ( ̄ω ̄;)




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慶應ニューヨーク校で働いている人達 その1




最近、ブラック企業問題が取沙汰されていますが、職場としての慶應ニューヨーク校はどんな場所だったのでしょうか?



正直、このトピックについてはほとんど情報を持ち合わせていませんので、分かる範囲で情報共有をさせていただきます。あくまで当時の生徒視点からの情報であることはご了承をお願いいたしますね。



まずは、教師陣。教師は大きく分けて、日本の慶應からニューヨーク校に赴任している先生と、現地採用された先生がいらっしゃいます。



日本の慶應から赴任した先生方は、大学の進路についての情報を豊富にお持ちなので、将来設計に関するアドバイスがしっかりしているのが特徴となります。基本、真面目で責任感の強い方が多かった印象を持っていますが、たまに変な方もいらっしゃいましたw



具体的に言うと、やたらダジャレを言うような先生とかですね。日本語が苦手な生徒にとっては、それが面白いらしいのですが、冷めた目で見ていた私は複雑な心境でした。だって「トイレにいっトイレ」とか、そんなレベルですよ、そりゃドン引きしますよ。まあ、ちょっと変な先生なんて、どの学校にもいるものですけどね。



基本的に、現代国語や日本史などの授業を担当し、部活の顧問などもされます。日本からの赴任なので、年度中に日本に帰国されることもあります。部活の顧問だった先生が帰国することになった際には、ささやかな謝恩会を開催したりもしました。



その後、私が大学に進学してから、日吉の塾高(慶應義塾高等学校)の職員室に挨拶に伺ったら、大喜びで会ってもらえました。良い思い出です (* ̄∇ ̄*)エヘヘ



現地採用の先生方は、理数系の授業(物理、化学、生物など)や、アメリカ史、英語、第2外国語、体育などの大部分の授業を担っていました。



アメリカの学校で教職経験が豊富な方もいれば、マザコン疑惑の先生もいました。某大手企業の元研究員の先生がいたりもして、バラエティにとんだ教師陣だったのを覚えています。

ある日突然、授業に来なくなってそのまま辞めてしまった非常勤の先生がいたのを覚えています。しかもテストの採点をいい加減にやったまま退職したので、後任の先生が猛批判を受けることになりました(設問ごとの減点数が実際より多くなっていて、全員の点数が下がった)。



こんな先生(非常勤)は3年間で1人しかいませんでしたので、ご安心ください。こんな先生ばかりなら大炎上ですね m( ̄ー ̄)m



私は某三田会(慶應大学のOB会)に所属していますが、たまにお子様がニューヨーク校に在学中の方に会います。話を聞くと、私が在籍していた当時の先生が今でも活躍されていたりもして、ちょっと嬉しくもなりました。




次回は、学校の事務の方や、寮のスタッフについても触れたいと思います。



ではでは (⌒∇⌒)ノ""マタネー!!








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恋人とは1秒でも長くお話したい。電話がなくても話す方法♪



慶應ニューヨーク学院には、4学年で約400名の生徒がいます。



当然、カップルでお付き合いを始める生徒も生まれます。羨ましいですね。ヾ(- -;)



自由時間にキャンパス内外でイチャイチャして、消灯時間後は電話でイチャイチャしています。寮の部屋には内線電話が備え付けられているため、消灯後はそれでお喋り三昧です。



ちなみに部屋にはルームメイトがいるので、布団を頭から被ってヒソヒソと話す子もいれば、堂々とお話しをする子もいます。ルームメイトも恋人持ちならば、2人してお話しをするという、憎たらしいシチュエーションが生まれます。(1部屋に内線電話が2基ある)



そんな内線電話ですが、(私の時代は)24時になると、使用不能になりました。通話中に問答無用で使えなくなるのです。



カップル同士で、「もうすぐ12時だね、また明日ね」とか3分前に話したりします。尚、非モテだと、12時に内線が使えなくなることを卒業まで知らなかったという方もいたりします。



しかし、生徒の中には、『まだお喋りしたい!』という子もいます。



そんな方が使っていた裏技が、









トランシーバーを買う









という対策でした。



寮則に違反しているかは知りませんが、買ってきたトランシーバーをカップルで持ち、24時を過ぎてもお喋りを楽しむのです。



恋人同士で、布団の中でトランシーバーで話す光景はなかなか 笑えます 見られないですよね(o^∇^o)ノ



実際、こんなことしているカップルは稀だと思いますが、色々な生徒がいたので面白かったです。逆に価値観のズレや、常識のズレが生じることも多いですが、それは社会にでたら日常茶飯事なので、高校の内からそれを体験できるのは、良いことですよね。




ではでは (⌒∇⌒)ノ""マタネー!!








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