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慶應ニューヨーク学院 卒業生のブログ

慶應ニューヨーク学院についての情報がネット上で少ないと感じ、本ブログを立ち上げました。間違った情報を是正し、美辞麗句なしの内容を心掛けています。

受験日当日 そのとき現役の生徒達は何をしていたのか!?





私が慶應ニューヨーク学院に在籍していた頃、入学試験はニューヨークの校舎内で行われる一般入試のみでした。当時は海外在住であることが受験資格に含まれていたため、受験日には世界中から受験者が学校に集まってきたのを覚えています。

本日の記事では、試験日当日に現役の生徒達が何をしていたのかや、受験日前にあった、ちょっとしたエピソードをご紹介いたします。



受験日当日の様子

受験日当日は、生徒は校舎に立入禁止と命じられていました。例外として校舎に立ち入ることができるのは、受験の手伝いをするスタッフに任命された数少ない生徒のみです。どんな仕事をするのかを聞いたところ、保護者が待機する部屋の受付を担当していたそうです。

残りの生徒達は寮にいるようにと指示され、カフェテリアの利用時間も指示されていました(受験生がお昼をカフェテリアでとるため、時間がバッティングしないようにするための配慮)。

寮での過ごし方はいつもと変りなく、各々が自分の部屋で漫画を読んだり、ゲームをしたり、勉強したりと、自由時間を楽しんでいました。生徒の中には、自分の兄弟姉妹が受験に来ている子もいたので、そういった子はちょっとソワソワしている様子も見受けられましたね。




そんな中、
受験日から遡ること数日、一部の生徒達はあることを計画していました。







それは、これから受験に挑む、未来の後輩達に向けて応援メッセージを送ることでした。






本来ならば、褒められた事ではないのですが、彼女ら(彼ら)は受験日の前日に受験生に向けた、応援メッセージを学校の机に書いていたのです。


例えば、
受験がんばってね、入学楽しみにしているよ!』的なメッセージです。

実際、どの教室で試験が行われるかは生徒達は知りませんので、メッセージが受験生に届く確証はありません。それでも何かの励みになればと、メッセージを書いていたそうです。

私の同級生で実際にそのメッセージを受験時に読んだという生徒がいたので、意外と受験生に届いているのかもしれませんね♪

念のため申し上げておきますが、どんなメッセージであれど机に落書きすることは決して褒められた行為ではありません。場合によっては、受験生が机にチートメモをしたと疑われる可能性がありますので、真似はしないようにお願いいたします。


ただそれでも、ちょっとだけ微笑ましいエピソードですよね^^




続・慶應幼稚舎入試解剖学 付録 慶應ニューヨークのすべて




落書きついでに、もう一つエピソードを紹介いたします。

私が在籍当時、教室の机には、ちょいちょい落書きがありました。

内容としては、やたら上手いドラゴンボールのキャラクターが描いてあったのを覚えています。他には、読み方の分からないスラングだらけの英文があったりしました、おそらく英語の曲の歌詞だと思われます。

面白いのが、
放課後にカストーディアン(清掃員)が机を全て教室外に運び出して清掃をするため、翌日には机がシャッフルされて教室に再配置されます。そのため、ドラゴンボールのキャラクターが入った机がまったく別の位置にあったり、場合によっては、別の教室に移動することがあったのです。

想像してみてください、
すっごく綺麗な女子生徒が、優雅に机の教室に座ったら、ドラゴンボールの落書き入りの机に当たり、それでも平然と授業を受けるようなシチュエーションを。





ちょっとだけ面白くないですか^^






もっとも、そういった机に出くわしたら授業前に余っている机と取り替えることができます。実際、女子生徒は机を交換していましたね。逆に男子生徒は落書きにセリフを書き足したりして遊んでいましたw




数年前から、ニューヨーク校の校則がモラル面で厳しくなったと聞くので、机の落書きなどは少なくなったんでしょうかね?

もし、これから受験される方が、受験日当日に(ドラゴンボールではなく)机に応援メッセージを見つけたら、このエピソードを思い出してみてください。いつの時代も素敵な先輩方があなたの入学をお待ちしていますよ。




ではでは (⌒∇⌒)ノ""マタネー!!








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慶應ニューヨーク校生の抱く劣等感 その1






慶應ニューヨーク学院は、ニューヨーク州のド田舎にある、陸の孤島です。スーパーに行くのにもバスやタクシーで街に出る必要があるくらいの立地にあります。



そんな環境で日々生活する400名弱の生徒達の中にたまにいるのが、日本の流行から取り残されているんじゃないかという、強い劣等感(コンプレックス)を持つ生徒です。



日本育ちのお洒落さん(ませガキ)に多い傾向があるのですが、自分のファッションや聴く音楽が日本のトレンド(流行り)でないとダサいと思い込んでいます。

ちょっとでも流行遅れの服装で、日本に帰国しようものなら、まわりの同年代からバカにされるという強迫観念をもっているんじゃないかというくらい執着しています。

日本の親元からは最新のファッション誌を送ってもらうように年中お願いしているのが 笑えました 大きな特徴です。



こういった子は、大なり小なり結構います。
実際、夏休み明けになると日本から流行りの服やCDを大量に買い込んで持ってくる生徒は多いです。その姿は、日本旅行で爆買いしてきた中国人が大量の日本製品を誇らしげに持って帰って来た様子をイメージすると分かりやすいかもしれません。




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こういった生徒がしばしばいる理由は、ニューヨーク校の生徒は、世の中のニュースに疎い傾向があるためです。


学生たちはの1日は基本的には、

授業

部活や委員会活動

勉強時間(study hour)

の繰り返しとなります。


自由時間はあるので、スポーツをしたり、ゲームをしたり、趣味の活動、お喋りタイム等に費やされますが、不思議なことに自由時間にテレビを観る生徒は少ないです。1人でテレビを観ていると、友達いない子だと思われるような雰囲気もありました。

テレビを観るとしたら、男子生徒はピザの出前をとって、大勢でNBA(バスケ)の試合を観て盛り上がるなどして、女子生徒は仲の良い友達とビデオやDVDを観ているのが、私の印象です

なお、新聞を読む子は少ないので、外部のニュースを取り入れる習慣がない生徒は意外と大勢います。



英語の先生が、当時アメリカで流行っていたエクササイズ(Billy's Boot Camp的なもの)について話をしたのですが、生徒のほとんどが何のことだか分からなくて、先生が「あなた達テレビとか見ないの? これ知らない人なんてアメリカにいないわよ!」と言うほど驚いていました。

他にも通学生(寮ではなく、自宅から通学している生徒)から、しょっちゅうテレビで再放送がされている映画について話題を振られたのですが、私が「観たことない」と言うと、「あんなにテレビでやっているのに観たことないの!」と、やはり驚かれました。


ネットニュースを読む子はいますが、基本的には自分の興味のある情報しか検索しないものなので、それが人によって、ファッション、音楽、ゲームなどに偏ってしまうのですね。




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自分たちが流行遅れであることに対して、自覚のある生徒は多いのですが、それを認めたくない一部の子は、やたら日本の流行りを研究するというメカリズムになります。なんだか、原宿に憧れる地方の学生みたいですねw

ただ、残念なことにそうやって流行りを追う生徒に対する目は冷ややかなことが多いです。多くの生徒は「まあ、好きなことやってんだし、別にいいんじゃないの」と距離を置いています。

ニューヨーク校生には、やたらお小遣いが多い生徒もいるんで、ファッション誌の服を大量購入したり、オリコンチャートのCDを一気買いするような子もいましたからね。その様子を見ていて、ドン引きする同級生は多いです。





そんな脅迫観念を持つ子に3点、申し上げます。



貴方の行動は、
日本のド田舎の学生が、東京の渋谷や原宿に憧れて、東京で買ってきたものを同級生に自慢している痛い子とあまり変わりはありません。



今の時代も当時の時代も、高校生の普段着を見て、「ぷっ、ダサッ」って笑うような人はほとんどいません。むしろ流行りの服を着ている人に対して、それに無関心な人たちが「ダサッ」って思うことの方が多いです。



大学に進学してから、恥をかかないように、大急ぎでブランド物を買い集める人がいますが、今の時代そんなことするのは、一部の女子大の1年生くらいです。慶應義塾大学の新入生の多くは地方から上京しています。1年生のほとんどが地方出身なんです。なので自分だけがニューヨークのド田舎から来たと劣等感を抱く必要はありませんよ。




まあ、何はともあれ、
とりあえず新聞を読むか、YAHOOニュースのトップ記事くらいは読む習慣は持っておいた方がいいかなと思います。流行というよりも教養的な意味でですけどね。

ファッション好きな子は、どうせならアメリカの流行を追ってみたらどうでしょうか?その方が日本でカッコよく見られると思いますよ。



(^0^)/~~see you again




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意見をハッキリと言える生徒が多い





慶應ニューヨーク学院の生徒は、『意見をハッキリと言える』方が多いという特徴があります。

元々、海外生活が長い生徒は、育った文化が「言うべきことは言う」のが正しい振る舞いであるという社会通念があるので、その影響が大きいのだと考えられます。

私は3年間をニューヨーク校で過ごしましたが、気弱で自分の意見がなかなか言えないという生徒は、数名程度しか知りません。それくらい、自分の意見を言える方が多いのです。



象徴的なエピソードを紹介します。
授業中に男子生徒が騒ぎ出して、授業が2,3回中座することがありました。先生も当然注意するのですが、急に普段あまり発言する方ではない女子生徒が、「ちゃんと勉強したい人もいるんだから、騒ぎたいんだったら出て行ってよ!!」と活を入れて、教室が静まりました。そして無事に授業は再開されました。

私はこの現場にいましたが、心の中で拍手を送っていました。このように、納得のいかないことに対しては物怖じせずに発言できる子が多いのが、生徒の大きな特長です。




自分の意見をはっきり言える子どもに育てる本



他にも、
学校の判断(何かに対する処分や、校則の改正など)に生徒が納得がいかない場合は、学年全員(または全学年)が指定日でもないのに制服を着用して、反対の意思表示をすることがあります。休み時間に廊下やロビーに出て生徒の代表が先生と交渉しているのを全校生徒で見守るような感じでした。

デモとか、ストライキのような表現をすると、物騒に聞こえるかもしれませんが、こういった騒動で処罰者やけが人が出たという話は聞いたことがありませんので、ちゃんとした話し合いの場が作れたのだと思います。

ちょっと笑える話として、
制服で抗議の意思表示をするという連絡が、通生(寮ではなく自宅から通っている生徒)の一部に届いていなかったために、その子だけ普段着で登校してしまい。すごく浮いた格好になっていました。

「お前、なんで制服じゃねーんだよー(笑)」
と男子生徒から100回位、からかわれていたのをよく覚えています。





寮内でも、意見の対立はよくあります。
男子生徒の場合、ルームメイトと喧嘩の1度や2度は誰でもするでしょうし、別の部屋の子と喧嘩することもあります。ちょっと怖そうな生徒が相手でも、結構みんな物怖じせずに言いたいこと言っていました。(ただし同学年であることが前提)

女子の場合は、ハッキリと言う子もいれば、怖いから仲の良い友達を引き連れて文句を言う子もいました。陰口をする子も結構いましたが、噂はすぐに広がるので、我慢して自粛する子も多かったです(ただし彼氏には遠慮なく愚痴るという子は多かったです)。

基本、陰口する生徒は男女関係なく、信用をなくします。これから入学される子は、今の内から意識した方が良いかもしれませんね。

さすがに12年生になると、寮生活にも慣れて、ルームメイトとケンカすることも少なくなります。部活の後輩同士の揉め事を仲裁する上級生もいました。意見を言うべき時と、そうでない時の ON・OFF 判断ができる子も増えます。みんな成長しているんですね。




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全国的に見ても、高校時代を寮で過ごした経験を持つ高校生は少ないです。

寮生活を通じて、人間関係の構築・修復を学んだり、親のありがたみを感じたりする場面は多いので、非常に学びの多い3年(4年)間なんですね。

以前の記事で、ニューヨーク校はバイカルチュラルになるための教育が不足していると指摘をしましたが、こういったアメリカ人的な特徴は身についているんだなと、改めて考えさせられました。

意外と私が思っていた以上にバイリンガル・バイカルチュラルの教育理念は浸透しているのかもしれませんね。



(^0^)/~~see you again!








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NY校のデメリット その2 アメリカ文化はそれほど身に付かない(後編)




前編
からの続きとなります。

NY校のデメリット その2 アメリカ文化はそれほど身に付かない(前編)」をまだお読みでない場合は、先にそちらから読まれることをお勧めいたします。



さて、前回の記事ではニューヨーク校でのアメリカ文化を学習する環境が弱く、教育理念であるバイカルチュラルの体現には程遠いことを指摘させていただきました。


前回の記事に補足を致しますと、日本語が得意で英語が苦手な生徒(俗にニューヨーク校内で日本語派と呼ばれる生徒)は、バイリンガル・バイカルチュラルになるには多くのハードルがあると思いますが、その逆の英語が得意で、日本語が苦手な生徒(英語派の生徒)にとっては、バイリンガル・バイカルチュラルになり易い環境だと、私は考えています。



英語派の生徒は、英語が出来て、さらにアメリカ文化に精通しているので、日本語中心の寮生活を3年4年過ごせば、日本語は上達するでしょうし、日本の文化にも詳しくなります。慶應義塾大学に進学した場合は追加で4年を日本で過ごすので、文化への理解はさらに深まります。



計7年以上をこういった環境で研鑽を積めば、日本語と英語に長け、両方の文化に精通した人物になれるように感じませんか?



話を戻します。



前回の記事で散々、ニューヨーク校のシステムについて悪く言ってしまいましたが、実はバイリンガル・バイカルチュラルな人材を生むための環境はすでに整っているとも考えています。



私なりにたどり着いた結論は、
学ぶ気のある生徒ならば、今の環境でも十分に「バイリンガル・バイカルチュラル」になれる、というものです。



慶應ニューヨーク学院のカリュキュラムを全力で学ぶ + カリュキュラムではカバーできないような、アメリカ文化との接点を自分から積極的に作る活動をすれば、バイリンガル・バイカルチュラルな人間になれます。



ニューヨーク校のカリュキュラムについては、概ね良くできていると私は思っています。ニューヨーク校の卒業要件の一つに、TOEFLスコアが一定水準以上であることが求められますが、ほぼ全ての生徒が在学中に基準をクリアしています。なので、英語力は成長する環境はあるのです。




足りないのは、学校の外のアメリカ人との交流だけなんです。





これに関する問題意識は学校側にもあるようですし、対策もしてくれている様子は見えます。しかし、それを学校側が提供してくれるまで生徒と保護者はただ待っていることが正解だとは私は思いません。



その機会がないのであれば、自分から作れるように行動するべきではないでしょうか。



やり方は簡単です。
先生に相談に行けばいいのです。


例えば、
「現地校の授業風景を見学したいのですが、どうすれば実現できますか?」とか
「どうすれば他校のバスケの練習に体験参加できますか?」みたいな相談です。


理由をちゃんと添えて、相談に行けば、先生方は真剣に耳を傾けてくれます。私の経験上、面倒くさい対応をされる先生はいませんでした。相談内容もアカデミックなものなので、前向きに相談に乗ってくれると思いますよ。実現できるかは保証はできませんが、実現可能だとは思います。


学校側から提供されたものだけをやっていても、バイリンガル・バイカルチュラルは身に付きません。学校は機会と環境を提供するので、あとは生徒次第ということを入学前から理解しておくと効率よく学習できるでしょう。



最後にオフィシャルに公表されている、慶應義塾ニューヨーク学院(高等部)の使命をご紹介いたします。



==以下引用==

慶應義塾ニューヨーク学院(高等部)は、慶應義塾大学ならびに世界をリードする大学に優秀な学生を送り出すために設立された。本学院の使命と目的は以下の通りである。
1. 生徒各人が個人として自己を確立するのを促し、社会に貢献できる一員となるよう人格形成を行う。
2. 多様な文化に関する知識を体得し、グローバル社会に備える機会を提供する。
3. 1858年創立以来の慶應義塾の優れた伝統である「気品の泉源」ならびに「独立自尊」の精神
を涵養(かんよう)する。

==引用ここまで==



バイリンガル・バイカルチュラルという単語は使命には含まれていません。ニューヨーク校の使命は2の言う通り「機会を提供する」ことです。ニューヨーク校はすでに使命を果たしています。結局は学ぶ生徒しだいということなんですね。




ではでは (⌒∇⌒)ノ""マタネー!!







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